2020年1月31日

30mの枯れた松の木の伐採費用は?業者探しから伐採まで行った富山の我が家の体験談

もし家の庭に植えている30mの松の木が急に枯れてしまったら?

木が道路の方に倒れたら危ないので早めに自己負担で伐採してくれと、いきなり市役所から要請されたら?

これは、先祖代々守り続けてきた田舎の我が家で起こった実話です。

市から連絡を受けた私の父が、2社の業者に見積を取れば、価格は何と木1本の伐採費用が38万円以上もする!

木の伐採金額の高さに驚いた父に相談された後で、私が他の地元の業者を探しました。
合計4社の見積を比較し、30mの松の木の伐採を終わらせた私達の体験談を紹介します。

30mの枯れた松の木の伐採費用は?業者探しから伐採処理まで我が家の体験談

30mの枯れた松の木の伐採をする工事の写真

大木の屋敷林は田舎の家を守り続けてきた

長男であった父が後を継いだ戸建ての家は、強い季節風にさらされる富山市の山の中にあります。

風雪や夏の強い日差しから家屋を守る為に、家の周囲には屋敷林と呼ばれる大木が家を守るように植えられています。

この地域は、家と家との間隔が広く田んぼの中に緑の森が点在するように屋敷林があります。

田んぼの中で屋敷林が点在する家の近所の写真

田んぼの中で屋敷林が点在する近所の写真 子供達が空き地で遊び回る

祖父母がまだ元気だった頃は、2人だけで広い一軒屋に住んでいました。
私達兄弟が子供の頃は、夏休みや冬休みに一家揃って自然が豊かなこの家へ帰省するのを楽しみにしていた。

庭に30mを超える大木が家を守るように何十本も植えられていたのは、子供心にも心強く感じていました。

祖父母が亡くなってからは、父が年に数回、生まれ育った実家の手入れをする為に戻っていました。

屋敷林の松の木が突然松食い虫にやられて枯れる

今まで何の問題もなかった庭の大木達。
樹齢は200年を超える木がほとんどですが、まだまだ健康な状態で枯れるなど想像もしませんでした。

ところが、去年、近隣でも松食い虫が流行して木が枯れる状態が多発しました。

そして、我が家の1本の松の木も松食い虫にやられてしまいました。

木は枯れると全体が茶色に変色します。

松食い虫にやられた30mの枯れた松の木が道路にはみ出す写真

松食い虫にやられた30mの枯れた松の木が道路にはみ出す写真

もし、枯れた木が道路に倒れ事故が起きると大変なことになります。

市役所から「危険なので出来るだけ早く伐採してください」と父に連絡がきました。

道路側の木の枝の部分は市の負担で伐採してくれる

最初に連絡してきた担当者は、木の枝も幹も全て自己負担で伐採してくれと父に言いました。

ただ、 全て自己負担の指示は間違いでした。

父が市役所に相談の連絡をしているうちに後日、その担当者の上司から訂正の電話がかかってきました。

父だけでなく、私も念の為に市役所の担当者に確認すると、枝の伐採の費用負担は敷地内だけでした。

  • 道路に入る部分の枝市が除去する義務がある。
  • 家の敷地内の枝であれば、その持ち主が除去する義務がある。

よって枝の除去も市が伐採するのは道路側だけで、敷地内の枝は私達に除去義務があるという説明でした。

しかし、実際は作業上の問題から道路側の枝だけを除去するのは難しかったようです。

市役所が行った枝の伐採作業の完了後は、全ての枝がキレイに伐採された状態でした。

市が松の枝を伐採後の写真。実際は全ての枝が除去される

市が松の枝を伐採後の写真。実際は全ての枝が除去される

道路と敷地を分けて綺麗に枝を一部を残す方が、逆に手間がかかります。

敷地内だけの枝を残して伐採しろというのは、現場には合わないルールでした。
現場で作業をした施工業者は、その非効率な作業指示を無視したようです。

道路にはみ出していた枝が無くなるとスッキリしましたが、木が倒壊する危険が残るのは変わらないです。

ちなみに市の枝の伐採時は、 所有者の立会いは不要です。
通常は「天気の状態を見ながら、来週の最適な日に伐採させていただきます。」と市から電話連絡があるだけです。

遠方に住んでいる父は状況がわからないので、後日、近所に住む友人に頼んで枝を伐採後の木の写真を送ってもらいました。

松の木の伐採費用:4社の見積を比較

市役所から木の伐採要請を受けて直ぐに、父は業者の見積を取りました。

1社目は自分でホームページを探して、2社目は知り合いから紹介を受けた大工です。

最初の2社は伐採方法も見積の出し方も違いました。

2社共に金額が40万円近いので、私の方でも別の業者を探すことにしました。

以下、見積を依頼した業者の見積内容を紹介します。
今回、仕事をお願いした寺下工業さん以外は、業者名は公表していません。)

1社目:レッカー費(12t・ゴンドラ無線付き)で見積金額385,000円

1社目は富山の地元でも規模が大きい林業の会社でした。

木の伐採方法はレッカー車で木を吊り上げて切るということでした。

私は予算が厳しいので、費用を抑えて価格が安くなる他の方法が無いか?を質問しました。

すると30mの松の木は12tのレッカー車で無いと吊り上げられない。

それ以外の方法の作業は危険なので無理、価格も安くならないと断られました。

安全対策費7万の内訳には、誘導員だけでなく道路交通申請費用なども含まれました。

道路交通申請費とは「道路使用許可申請手続き」のことです。
本来道路の使用は、交通以外の目的に使用するのは、危険なので一般的に禁止されています。

よって工事や作業などをする時は事前に道路を管轄する警察署に許可申請をする必要があります。

父には道路申請費も5万円ぐらい掛かる大変な作業だと説明していたようです。

建築の本業で道路の申請業務を経験していた私は、このレベルの工事で申請5万は高いと感じていました。

電話では最初から相手の担当者と折り合いが悪い状態でした。
父はこの会社に仕方なく頼む予定だったので、相手も急に娘が出てきて色々と質問するのは不愉快そうでした。

私は、予算が無いと言う理由で断りました。

1社目:385,000円の見積内訳

項目 金額
枯松伐採(1本) 70,000
機械損料費(昇柱器ブロアー等)(1式) 15,000
レッカー費(12t・ゴンドラ無線付き) 90,000
大型箱車(1式) 40,000
枯松処理費(2・5t)実量精算の予定 45,000
安全対策費(交通誘導員等) 70,000
諸経費 20,000

   税抜合計金額

消費税

 合計(税込)

350,000

35,000

385,000

実量精算とは実際に出た木材の廃材量で計算すること。
担当者は見積の2.5tよりも少なくなれば価格は安くなると言っていました。)
レッカー費(12t・ゴンドラ無線付き)で見積金額385,000円

レッカー費(12t・ゴンドラ無線付き)で見積金額385,000円

2社目:作業員6人と2日の工事で見積金額398,200円

2社目は大工で、伐採工事は専門ではなく外注に出すようでした。

こちらは枝の伐採と幹の伐採で、全部で2日かかると言われました。

12tのレッカー車ではなく、高所作業車で木に職人が登って作業すると説明されました。

作業員6人は多すぎるのでは?と指摘すると枝の伐採がなく幹だけであれば、作業員は少なく出来るとは言われました。

しかし、仮に作業員を半分に減らしたとしても3人です。
1本の木に1日作業で3人も必要か?疑問でした。

交通誘導員も2人は前後に配置ということでしたが、全体的に人件費がかかっている見積です。

市の方で枝は除去してもらえると説明はしましたが、見積金額がどこまで安くなるか?は、はっきりしませんでした。

諸経費48,000円は、4社の中で一番高かったです。(道路交通申請費用が込みの価格かもしれませんが)

電話での応対は親切でしたが、見積に不明瞭な点が多いので頼めないと思い断りました。

2社目:398,200円の見積内訳

項目 金額
高所作業車(2日分) 50,000
4tユニック(2日分) 50,000
作業員(6人) 120,000
交通誘導員(2人) 40,000
手工具 損料+燃料(チェーンソー等)(6人分) 24,000
産廃処分費(4t) 30,000
諸経費 48,000

   税抜合計金額

消費税

 合計(税込)

362,000

36,200

398,200

木の伐採費用:作業員6人と2日の工事で見積金額398,200円

作業員6人と2日の工事で見積金額398,200円

3社目:園芸工事専門の仲介サイトで見積金額250,000円

業界最安値と広告表示されている造園工事専門の仲介サイトを利用しました。

ここでは総合受付に最初に繋がり、その後、該当する地域の業者を紹介されます。

富山市〇〇と住所を名乗ったら、そのエリアまで行く業者がいるかどうかわからないので調べますと言われ少し待たされました。

対応出来る業者がいるので、そちらから連絡させますと言われ待つこと2日ほどで、業者から連絡がありました。

しかし、気になったのは担当者が頼りなく工事の説明も要領を得ないことでした。

業界最安値と宣伝するだけあって価格は上記の2社よりも安いです。

ただ仲介サイトを通じての業者紹介です。
25万円から仲介手数料を差し引くと、仕事を行う下請けの業者は実際はもっと安い価格で受注しているのは予測できます。

この担当者は素人のような印象がありました。

市が枝を伐採した後でも2度も現場を見たにも関わらず、「ゴミ引き取り 枝と幹(4t)」88,000円と最終的に提示してきました。

枝の伐採後であれば、除去された枝分の処分費はゴミ引取り費には含まれないので、枝を除いてもっと安くなるはずです。

工事の説明も曖昧なので、現場をどこまで理解しているのか不安になりました。

色々と聞くだけ時間の無駄にも感じたので、あまり質問はせずに断りました。

3社目:250,000円の見積内訳

項目 金額
伐採(H17m以上)幹周280cm(1本) 120,000
ゴミ引取り 枝と幹(4t) 88,000
4t移動式クレーン車 25,000
道路使用許可申請 5,000

   税抜合計金額

消費税

 合計(税込)

           割引−11,800

238,000

23,800

261,800

250,000

仲介サイト紹介の業者の木の伐採費用見積:見積金額250,000円

仲介サイト紹介の業者の木の伐採費用見積:見積金額250,000円

4社目:木の伐採を依頼した寺下工業の見積222,700円

上記の3社の業者に頼むのは嫌でした。
遠方で現場の立会いができないので、少しでも信頼できない会社には任せられないです。

最初の2社は見積金額が不明瞭で高い。
3社目は価格が25万まで安くなりましたが、担当者が頼りないので頼むのは不安。

そこでホームページで富山市の業者を中心に 造園工事に限定せずに解体工事の専門業者にまで対象を広げて検索しました。

検索ワードが「富山 解体業者」「富山 木 伐採」で見つけたのが寺下工業です。

最初から電話をかけてきた担当の村田さんの応対に好感を持ちました。

概算見積を出して欲しいので木の写真を送付したいと言うと
「現場を見ないと概算でも価格は出せません。現地を確認させてください」と返されました。

住所を私が言うのと同時並行で検索の地図で調べたようで、直ぐに「自宅の前に〇〇がありますね」と打てば響くような確認がありました。

翌日には現場を見に行ってくれて、その日のうちに見積がメールされてきました。

見積の詳細は簡略ですが、木の伐採方法を丁寧に説明してくれました。

伐採した木の根っこを残すならば数万円は安くなると教えてくれたので、根っこは除去しないことに決めました。

寺下工業の222,700円の見積内訳

項目 金額
樹木伐採 積込・運搬・処分費(1本) 180,000
交通誘導員 20,000
安全管理対策及び諸経費 (道路使用許可申請含む) 30,000
メール問い合わせ10%引き −23,000

   税抜合計金額
消費税
 合計(税込)

207,000
20,700
227,700
木の伐採を依頼した寺下工業の見積222,700円

木の伐採を依頼した寺下工業の見積222,700円

私達が木の伐採工事に寺下工業を選んだ理由

私達が今回、寺下工業を選んだ理由は価格の安さだけではありません。

まず、直ぐに現場を見に行って下さった担当者の村田さんのフットワークの軽さも気に入りました。

私の質問にも的確に答えて下さるので、他の業者と違って疑問点もすぐに解消できました。

安心できる点をまとめると

  • ホームページに立木伐採・草刈り他の費用が提示されている明朗会計
  • 担当者の段取りがよく、説明を丁寧にしてくれる
  • 会社のブログから日々の業務の様子がわかる
  • 社長や会社の企業理念に共感した

そして、木の伐採費は全て後払いに感動しました。

今回は、新規取引でしたが私も父も都合がつかず、工事の立会いが全くできませんでした。
それでも一度も会ったことがない遠方に住む私達を信じてくれたことは嬉しかったです。

祖父母を通じて富山の人は地縁を大事にするのは知っていましたが、ここまで信頼関係があるとは思いませんでした。

寺下工業は、それだけ今まで取引してきた顧客と強い信頼関係で結ばれているので、未払いの心配はしていない。
自信を持って商売をされている会社だと感じました。

父も家族も予算が当初よりも抑えられて助かっただけでなく、安心できる良い業者が見つかったと喜んでいました。

注意:今回は22万円ほどは小さな工事金額だったので、全額後払いで良かったかもしれません。
工事条件や金額によっては支払い条件は変わるかもしれない事は了承ください。)

私のようにメールから依頼すると割引が適用されます。

寺下工業の公式サイト:立木伐採のページはこちら

工事当日の木の伐採の様子

木の伐採の工事写真は、寺下工業の担当の村田さんが全て撮って下さりました。

工事は平日金曜日の午前中に行われました。

事前に道路の使用許可申請だけでなく、周囲への挨拶回りも職人さんとの下見のついでに済ませて下さったようでした。

今回の伐採方法は、職人さんが木に登って上から幹を切っていく伐採法です。
解体工事が専門の業者なので、自社クレーン車での作業です。

木の伐採工事:トラックの写真

木の伐採工事:トラックの写真

クレーンで木の幹が倒れないように上から木を吊り下げて支えています。

木の伐採工事:職人さんの作業写真

木の伐採工事:職人さんの作業写真

上の幹から切っていきます。

木の伐採工事:職人さんの作業写真

木の伐採工事:職人さんの作業写真

幹を切る様子の拡大写真です。

最近は木に登って作業が出来る職人さんが減ってきたようですが、運動神経が良い人でないとできない仕事です。

木の伐採工事:職人さんの作業写真

木の伐採工事:職人さんの作業写真

職人さんの道具も見たいとお願いすると、特別に撮って下さりました。

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の伐採工事:職人さんの道具の写真

木の幹を伐採した後の地面の写真です。
まだしっかりと根を張っているのがわかります。

伐採された木の切り株:地面にそのまま残した写真

伐採された木の切り株:地面にそのまま残した写真

確かに根っこも除去するとなると手間がかかりそうです。
この切り株を栄養にして? 次に新しい生命が出てくることを期待します。

伐採した木の幹です。

木の伐採工事:切り倒した木の切り株の写真

木の伐採工事:切り倒した木の切り株の写真

松喰い虫にやられてしましましたが、今まで家を守ってくれた木には感謝です。

無事に木は伐採できました。
道路へ枯れた木が倒れて事故が起きる心配はなくなりました。

木の伐採後の道路の写真

木の伐採後の道路の写真

家と庭の維持は大変だが外部の力を借りて守り続けたい

現在、普段は空き家状態になっている田舎の家は、維持管理が大変で経費ばかりかかる負の遺産になっています。

生活の拠点から遠い不便な場所にある田舎の家は、通い続けるだけでも交通費もかかります。
祖父母が他界した後は、年に数回、父が家の手入れに戻っていますが、年齢と共に遠方の里帰りは負担です。

また、今回のように木を1本伐採するだけで22万円以上かかるのは、今後の維持管理費の問題を考えると深刻です。

しかし、父は先祖代々受け継がれてきた大切な家を手放す気はありません。
そして私達も維持が大変でも思い出の詰まった家が処分されるのは寂しいです。

私達は社会人になれば忙しくなり、暫くこの田舎の家から足が遠のいていました。

しかし、子供が出来ると再び休みの時は両親と共に帰省する機会が増えました。

都会に住む私達の小さい子供達も田舎の広い庭も家が大好きで、富山へ行けば大喜びで遊んでいます。

マンションの自宅に戻って来れば、また富山の広々とした家へ行きたいと度々言います。

子供達は、富山に来れば豊かな自然の中で伸び伸びと遊び、いつも色々な発見や冒険をしています。
華やかなレジャー施設よりも自然の中で遊ぶ方が飽きないし楽しいのです。

田舎の大切な家を守り続けたい子供達が遊ぶ写真

田舎の大切な家を守り続けたい、子供達が遊ぶ写真

屋敷林に囲まれた家は、朝と夜には強風で木が揺れる大きな音がします。
その音を聞くたびに田舎に帰ってきたと実感させられワクワクしました。

最近は温暖化の影響で雪が降らなくなりましたが、昔は雪が積もり木の枝から雪がドサっと落ちる音も風情がありました。

不動産の算定をすれば、価値がなく維持費ばかりが掛かる田舎の家と土地です。

でも、心から楽しそうに遊ぶ子供達を見ているとお金では買えない価値を富山の家に感じます。

祖父母やその前の先祖達は、私達にかけがえのない財産を残してくれました。

富山の家を今後維持していく為にも寺下工業のように個人にも丁寧に対応して下さる会社があれば心強いです。

今回の工事は、遠方で顔が見えない中、やり取りも迅速でストレスなく、工事の段取りも安心して全てお任せできたことは本当に助かりました。

私達と同じ悩みを持つ人達の為にも寺下工業のような地場密着で良心的な業者さんが、増えてくれることを願っています。