TOEIC800点以上を取る勉強法:半年間でTOEIC470点を830点にした私の体験談

TOEIC800点以上を取る勉強法:半年間でTOEIC470点を830点にした私の体験談 社会人の英語

半年間でTOEIC470点から830点に伸ばした私の勉強法を教えます。

TOEIC Programとは?

「TOEIC Program」とは、英語コミュニケーション能力を公正公平に評価する世界共通の基準とあります。

受けられるテストとして、聞く・読む力を測定するテストと話す・書く力を測定するテストの2つのテスト形式があります。

さらに英語初級者から中級者を対象とした「TOEIC Bridge」があり、以下のように測定したいスキルとレベルに応じて4種類のテストがあります。

  • TOEIC Listening & Reading Tests (TOEIC L&R tests)
  • TOEIC Speaking & Writing Tests (TOEIC S&W tests)
  • TOEIC Bridge Listening & Reading Tests (TOEIC Bridge L&R tests)
  • TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests (TOEIC Bridge S&W tests)
TOEIC Programとは|【公式】TOEIC Program|IIBC
TOEIC Programの概要に関するページです。TOEIC Program(英語テスト事業)、書籍・出版、グローバル人材育成を事業展開するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が運営するサイトです。

本記事の「TOEIC」は、「TOEIC Listening & Reading Tests」を指しています。

TOEIC800点以上とは、どれくらいのレベルなの?

TOEIC800点以上の英語のスキルは、どのくらいのレベルでしょうか?

以下の平均スコア・スコア分布によると日本人のTOEIC平均スコアは613点です。

TOEIC第261回(2021年1月10日午後の部のスコア表

(引用:TOEIC第261回(2021年1月10日午後の部)

TOEIC845点以上取れた人は、9.5%(100-90.5%)となりますので、全受験者の上位10%以内に入ります。

TOEIC800点以上の実力は他の英語検定では下記と同等となります。

  • 英検準一級レベル
  • ケンブリッジ英語検定FCE合格

英検もケンブリッジ英検も面接官との会話やライティングの試験があります。

これら二つの英語検定と比べて、TOEIC Listening & Reading testsは聞く力、読む力を測定するテストに特化しており、マークシートによるテストです。

スキルを身に付けるまでに時間のかかるSpeakingやWritingのテストがない分、TOEICは短期間にスコアアップも可能です。

TOEIC800点の評価は?年収アップの転職に有利?

TOEIC800点ホルダーに対する会社からの評価はどうでしょうか?

一部の企業では、昇格・昇進するためにTOEICスコアのハードルを設けているところがあります。

逆にTOEICの点数が取れないために、昇格を諦めている人も見てきました。

TOEIC800点以上の実力があれば、英語を使う部門への社内異動もあるかもしれません。

駐在員として、海外で働くことも可能性として出てきます。

何よりも転職時にアピールすることができます。
転職エージェントもTOEICのスコアは気にしていますし、点数が高ければ、より条件の良い転職先も紹介してもらえます。

初めてTOEICを受験した時の私の失敗談

初めてTOEICに挑戦した時は、問題数のあまりの多さに驚きました。

海外留学から帰ってきたばかりだったので、英語には少し自信があったのでしょうね。

TOEICがどんな試験かよく調べもせずに受けてしまいました。

リーディングパートでは時間が足りなくなり、問題を解き切ることができませんでした。

特にリーディングの後半は、ダブルパッセージといって文章が二つ出題され、ふたつの関係を理解しないと解けません。そこへ試験管からの「残り10分です」という容赦のない言葉でさらに焦り、まともに解けませんでした。

試験後に調べると、900点を取る人でも最後まできっちり解ける人はなかなかいないようです。

でも、スコア800点以上を狙いたいのなら、時間内に問題を全部解けるように力を付けていかないといけません。

TOEIC800点を取る勉強法のコツ

私が実際にやっていたオススメの勉強法になります。

模擬テストでTOEIC本番の練習

本番と同じ形式の模擬テストを使って、実際のテスト時間内に全て解けるように練習すること。

働いている方であれば、平日にまとめて時間を取るのは難しいと思うのでカリキュラムは平日と週末で分けて考えます。

平日にTOEICの試験時間と同じ120分をまとめて取るのは難しいですよね。

ですので、週末にしっかりと模擬テスト形式で練習します。
できれば、午前1回、午後1回練習すると良いと思います。

これは、ジョギングで例えると20分軽く走って、それを6回出来たから、120分走れます。と言うのと120分、休まず全力疾走するのでは、疲労感が全く異なりますよね。

日本人が苦手なリスニングでめちゃくちゃ頭を使い果たした後すぐに英語の長文問題が解けますか?疲れちゃって、もういいかと半分諦めますよね…

つまり、20分のスキマ時間に文法問題を解くのも大切ですが、120分の模擬試験を繰り返し練習することで、TOEIC試験を全て回答する力がつきます。

難易度の低い問題は確実に取る

TOEICは全員が同じ問題を解くので、簡単な問題から難しい問題まで出題されます。

前述の通り、TOEICの平均点は613点です。600点の平均を取るためには、難易度が中くらいの問題を6,7割解く必要があります。

800点以上を目指すならば、難易度が中くらいまでの問題は絶対に落とさないようにして、さらに難易度が中~高の問題も正答できるようにしていくことが必要です。

リスニングは8割程度、リーディングは6, 7割は解けなければ800点には達しません。もちろん得意不得意は人それぞれなので、全くこの通りにする必要はないですが、正答すべき問題数としての目安となります。

問題集はいくつも手を出さない

問題集はいくつも手を出す必要はないです。TOEICにおける英語の勉強は反復練習と言えるので、何度も何度も同じ問題集を解いて、覚えるくらいで良いです。

問題集は自分が常に取れるスコアの少し上のレベルのものを使いましょう。

TOEIC800点用のテキストは難易度の高い問題を多く取り入れているので、600点、700点の頃はとても難しく感じました。ですが、常に負荷をかけて勉強することで、本番の試験が簡単に感じました。

マラソン大会の本番に向けて、練習で両足に重しを付けて走るようなものです。

基本中の基本をおさらい

シャープペンシルはマークシートを塗りつぶすのに時間がかかるので、必ず鉛筆を用意すること。

問題のすべてに必ず解答をマークすること。TOEICでは、間違った回答で減点されることはないので、とりあえずマークだけはしましょう。

3択もしくは4択問題ですが、適当に塗りつぶすのに、バラバラにさせなくても良いです。

つまり、わからない問題は全てAと答えても、問題ないです。

各Part毎の攻略法

リスニング

問題が始まる前に流れるDirectionsは聞く必要がありません。

回答のマークの上に鉛筆を置いて、答えが出てきたら、マークして次の問題の設問を読むこと。

たまに全部の回答を聞いてから、ゆっくり回答を選んでいる人がいますが、それは時間がもったいないです。

一番初めの選択肢(A)が正答だったら、ラッキーですよね。選択肢(B)(C)(D)まで聞く必要がなく、選択肢(A)を塗りつぶし、選択肢(B)(C)(D)の音声が流れている間に次の問題へ進めます。

同様に、回答の音声は選択肢(D)まで聞く必要がありません。

選択肢(C)まで聞いて、答えがなかったら選択肢(D)をマークして、次の問題へ進みましょう。

Part1 

先に説明したように、Directionsが流れている間に写真をざっと眺めます。

人が写っていたり、物が写っていたりします。

何をしている人なのか写っているものを英単語で言うと何になるかを想定しながら、問題を見ていきます。

ちなみに、写真に出てくる単語そのままが聞こえてくる時はまず誤答マーカー(ひっかけ問題)と思っていいでしょう。

Part2 

問題も選択肢も答案用紙に記載がないので、音声が流れてくるまでどんな問題かわかりません。

ですので、私はPart2のDirectionsが流れている間にPart3の問題を先読みしています。

Part2の問題は、文頭の単語に注意しましょう。WhatやWhenのWh-で始まる語で聞いているのに、Yes/Noで回答することはありませんので。

Part3, Part4  

Part1と同様にDirectionsが流れている間に問題と選択肢を読んでから、問題文を聞きます。

リーディング 

リスニングセクションとリーディングセクションは試験時間がきっちり分かれています。

リーディングセクションの始めの合図がある前に、リーディングの問題を開いてはいけないので気を付けること。不正で失格になる可能性もあります。

先読みするリスニングのように、ついついページをめくってしまいそうになりますが、気を付けてください。

75分で100問の問題を解く必要があります。回答にかける時間を等分に考えても、1問にかけられる時間が1分ありません。

しかも、後半には長文があるので、前半のPart5、6は1問20秒から30秒くらいのペースで解いていく必要があります。

Part5

語彙力の問題は、知らない単語であれば、いくら考えても答えは導き出せないので、わからなければ気持ちを切り替えて、適当にマークして次の問題に進みます。

Part6

Part5と同様に、語彙力を問う問題です。これも知識がなければ、答えは導き出せないので、わからなければ気持ちを切り替えて、適当にマークして次の問題に進みます。

Part7

一つの文章で構成される問題の方が解きやすいので、できるだけ早く解いて得点を稼いでいきましょう。

TOEIC800点を超えて、年収100万円アップの転職に成功!

転職活動している中で、英語の方はどうですか?と聞かれて、TOEIC830点取ったことあります。と言っただけで、面接官の反応が良くなりました。

英語のスキルがあったおかげで外資系企業で採用してもらい、実際に年収が100万円アップしたこともあります。

ほんの少し頑張って、TOEICの点数を100点200点伸ばしただけで(と言っても800点以上を取るのは大変ですが)、会社でのあなたの評価や転職のチャンスが増えます。TOEICスコアアップによって、あなた自身の可能性が広がり、年収も変わってきます。そう考えると、やらなきゃ損ですよね。

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