今回の「宅建士のビジネス英語」では、TOEICの勉強の必要性についてです。
試験勉強で本当にビジネスで使える英語力が身につくのか?
ビジネスで使える英語は身につけるのに必要な英語の勉強はどうすればよいか?
そんな疑問にお答えします。
宅建士が、英語の求人募集を狙い転職する事以外に、TOEICの勉強は本当に必要でしょうか?
TOEICで高得点を取っただけでは、ビジネスの実務では使えないと言う人もいます。
確かに日本の英語求人は、TOEICが重視されすぎる面はあります。
TOEICテストはListening とReading だけです。
Speaking (会話力)やWriting(書く力)などの 能力は、測れないです。
ビジネスの実務では、会話力や書く力も当然、必要になります。
よってTOEICの勉強だけでは不十分だ!という話になります。
しかし「英語力の底上げ」を本当に狙いたい人は、TOEICの受験勉強をぜひおすすめします。
その理由を本文で書いていきます。
TOEICはビジネス英語の基礎が網羅されるテスト
TOEICを勉強するだけでは、ビジネスの現場では使えない事は本当です。
しかし、ビジネス英語の基礎力をつけるにはTOEICは最高の勉強手段です。
TOEICは、英語を話すために必要な最低限の文法力、読解力、聞く力の全てが身につきます。
実際に宅建士の英語求人でも英語力を測る目安として、TOEIC850点以上と指定されるのには理由があります。
TOEICは、リーディングとリスニング試験が中心でも英語の実力は証明できます。
高スコアを出せる人はビジネス英語の基礎力が身についているからです。
特にスピーキング能力(会話力)は正しい文法を身につけ、ある程度の単語の語彙力がないと伸びないからです。
また、TOEICのテスト範囲には、様々なビジネスシーンが登場します。
・オフィスで電話を受ける
・商品をオーダーする
・商品が届かないなどのクレームに対応
・不動産などの広告の紹介
TOEICで一定以上のスコア出せる人は、
日常のビジネスで起こり得る事例を、幅広く知り英語で対応できる証明にもなります。
特にパート5の英単語の言い回しなどは、そのままビジネスで使えます。
テスト範囲がビジネスに特化しているので、ビジネスの現場で応用しやすい事も特徴です。
また、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語やオーストラリア英語など発音も多国籍に渡ります。
ヒアリングも特定の国に偏らないように配慮されています。
このようにTOEICは、ビジネス英語基礎力を身につけるには最適な勉強法の1つです。
(参考記事:「建築士のビジネス英語の基礎はTOEICで学ぶ。TOEICは英語のスキルアップ道場!?」)
TOEICは英語の筋トレと同じ
単語力と文法の基礎ができていないと会話力は絶対に伸びません。
そういう意味からもTOEICは「英語の筋トレ」のようなものだと言う人もいます。
パート1と2で、実用的な会話を学ぶ。
パート3と4で、大量の英語を聞きとる。
パート5では、集中的に文法を習得。
パート6と7の早読み訓練で、英文が早く読めるようになる。
毎日、コツコツと続けていると、英語力を伸ばすために必要な基礎体力は、確実に向上します。
アスリート選手は筋力トレーニングに熱心な人が多いです。
彼らも運動の基礎となる筋力を強くする事が、勝てる選手になる近道だとわかっています。
欠かさずに筋力トレーニングを続ける人は、始める前と比べて実力がついている事に驚きます。
そして、更に自分の身体能力をアップさせる事ができます。
何もしなければ、年齢と共に筋力は衰えていくばかりです。
英語の勉強も同じです。
TEOICのような筋力トレーニングをしないと、総合的に英語力は上がらないです。
実際にTOEICで高得点の人は、ビジネスの会話が最初はできない人であっても、数ヶ月で、マスターできる人が多いです。
基礎となる語彙力や文法がしっかりできているので、会話の練習さえすれば対応しやすいのです。
聞き取りも同様です。
英語力の基礎体力が高い人の方が、慣れると多くの英語が聞き取れるのも当たり前です。
TOEICのスコアの壁を乗り越えれば、英語力が飛躍する
TOEICでスコアアップを目指していると、ある一定以上のレベルになると壁が出てきます。
600点台までは、数ヶ月真面目に勉強すれば、簡単にスコアアップできます。
しかし、700点台を突破してからが、多くの人は勉強量の割に点が伸びにくい現象が起きます。
コスパの悪さから、ここでTOEICの勉強を止めてしまう人もいます。
英語力で転職したい人以外は、モチベーションが上がらなくなるのも仕方がありません。
でも、ここで頑張って、もう一踏ん張りして850点以上を超えると世界が変わります。
停滞している英語力はある日、急に伸びる時期がきます。
トイックスコア900点以上を超えると、転職市場では本当に付加価値が高くなります。
プラス専門分野がある人材であれば、転職すれば年収も従来の1.5倍上がる人もいます。
これからAIの翻訳技術の進歩で、中途半端な英語力は必要なくなります。
専門分野の知識も兼ね備えたビジネス英語が使える人材が求められる時代がきます。
ビジネスできる英語を本気で身につけたい人は、TOEICの試験にぜひ、挑戦してみてください。
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