2019年6月5日

AI時代の社会人の英語勉強法とは ? AIの自動翻訳サービスを検証してみた!

AI(人工知能)翻訳のおかげで、誰でも英語が自由に話せる時代が目前にきています。

社会人がせっかく英語力を身につけても将来、役立つスキルにならないかもしれません。

 

数年前ではAIによる英語の自動翻訳の精度は低く、使えないと言われていましたが、最近では目覚ましく進歩しています。

 

例えば、外国人向けのインバウンドサービスにAIの英語翻訳を取り入れる会社も増えています。

外国人向けの観光では、AIを活用した英語や多言語のチャット案内が行われています。

 

このような動きは、語学の壁がなくなるので、ビジネスの商機が増えると歓迎されています。

しかし、通訳や翻訳など英語を本業にする人にとっては、将来の職がなくなる不安も持たれています。

 

かつて英語をはじめ語学の習得は、一定以上の学習量が必要な専門性の高いスキルでした。

しかし現在では、中途半端な語学力では、機械翻訳に完全に代用される時代になります。

 

今回は、これから英語のスキルアップをしたい社会人向けに、英語の勉強は将来も役立つかどうか?

また、英語で食べていく通訳や翻訳者の生き残り術についても考えてみたいです。

 

AIの機械翻訳の仕組みと実際にビジネスにどこまで利用されているか?まで迫ります。

英語を社会人が勉強するのはAI時代でも役立つか?

ラッキーエースさんによる写真ACからの写真 

AI時代には英語力は社会人に本当に不要なのか?

小学校では、英語が義務教育化するのに伴い、英語教育が盛り上がっています。

しかし、翻訳サービスの進歩で、後10年ぐらいの期間で、誰でも英語を簡単に話せる時代がきます。

 

これらの現実を知ると、勉強が仕事の学生ならばともかく、社会人が英語を勉強するのは無駄だと感じてしまいそうです。

 

しかし、人間が英語力を身につけることは、AIの機械学習ではできない事ができるメリットがあります。

 

それは、英語翻訳が正しい方向で行われているか?を判断する力が養える事です。

英語力は必要な理由と英語の専門家が生き残る道

AI(人工知能)は、ビジネスでも活用されていますが、全ての通訳や翻訳者が職を失うわけではありません。

 

最近、代わりにAI(人工知能)の機械翻訳の文章をチェックする仕事が、急増しているそうです。

 

どんなに自動翻訳の機能が進化しても、100%信頼がおける訳ではありません。

誰かがそれをチェックしなければなりません。

 

翻訳者の中には、機械翻訳の技術の進歩を歓迎する人も少なくはありません。

その理由は、単純な翻訳作業から解放されて、より高品質の精度の高い仕事ができるからです。

 

翻訳・通訳者は専門性の高い人がより重宝され、質の低い仕事をする人は、淘汰されます。

 

では次は、AIの機械翻訳とは、どういうもので、具体的に何が出来るか?を紹介しています。

AIのニューラル機械翻訳の実力とは

英語通訳・翻訳の仕事を目指している人にとっても将来の職がなくなるかもしれない技術が、AIのニューラル機会翻訳機能です。

 

Google 翻訳をはじめとする語学の自動翻訳は、このAIのニューラル機械翻訳の技術で行われています。

 

このニューラル機械翻訳とはディープラーニング技術の1つです。

人間が言葉を理解するのと同じ文法構造で、訳文を翻訳できます。

 

機械が自動翻訳をはじめた当初は、文法が不自然な状態で実用するのは無理でした。

 

例えば、下記の英文は、文法が一意に定まりません。

“She saw a man in the garden with a telescope. ”

・彼女は望遠鏡で、庭で男性を見た。

・彼女は望遠鏡で庭にいる男性を見た。

庭にいるのは彼女なのか、彼なのか?

この文章だけでは、決められません。

通常、私達は、それまでの経験から、どちらの文章が解釈が正しいか?を判断することができます。

 

しかし統計的機械翻訳を使うと「彼女は望遠鏡で、庭で男性を見た。」と自動的に訳します

経験が少ない機械翻訳は、1つの文を訳すだけでも、一般常識が訳せない事が多々あります。

 

これからを解決しようとすれば、膨大な知識をコンピューターに入れるしかなく、作業上、今までは不可能でした。

コンピューターが知識を獲得することの難しさ「知識獲得のボトルネック」の問題が、人工知能の分野にありました。

 

しかし、ディープラーニングの「ニューラル機械翻訳の技術」は、この知識獲得のボトルの壁を乗り越えました。

(内容参照:ディープラーニングG検定:公式テキストより)

 

実際に使えるレベルにまで英語の翻訳レベルが上がってきています。

社会人に英語の勉強は無駄か?AIと翻訳の仕事

bBearさんによる写真ACからの写真

AI(人工知能)を活用した自動翻訳サービスが実用化

2016年度にGoogleが発表した機械翻訳の品質が格段に向上した事は、全世界に衝撃を与えました。

現在、AIはTOEIC850点レベル以上の翻訳能力を持っていると言われます。

 

実際に、観光案内だけでなく、高レベルのAI翻訳のサービスが登場しています。

AI翻訳で、TOEIC900点近い精度を出すサービスを始めた会社もあります。

[TOEIC900点レベルのAI翻訳ソリューション–NTT Comが3月から提供]

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は1月15日、企業向けにAIによる超高精度の自動翻訳を実現する「AI翻訳プラットフォームソリューション」を、3月1日から提供すると発表した。

(中略)

事前に実施した精度評価実験では、5段階評価で平均4.0を達成し、汎用的なインターネット翻訳(平均3.7)を約14%上回る結果になったという。

また人間による翻訳との比較でも、TOEIC900点レベルの被験者と同等の平均点に達し、人間が平均7時間を要した一方、同エンジンは約2分以内で訳出したとのこと。

(参考記事:CNET Japan 2018年1月15日より)

今後、AIの自動翻訳の技術は、ますます進化すると思います。

 

かつてインターネットが私達の日常に普及した状況と同じように、

そこまでは、実用化しないだろうと思っている数年間のうちに多分、環境は整います。

 

英語だけでなく、他の言語全ての自動翻訳も同様です。

かつて独学で、何十ヶ国語も自由に操った考古学者のシューリマンのような人材が、

自動翻訳機を片手に当たり前のように登場する世の中になります。

 

これから10年もしないうちに、「英語力」+「AIでは不十分な専門の強み」が無い人材は生き残れなくなります。

 

逆に言えば、専門性の高い英語力を持つ社会人には、ますます有利な時代になってきます。