転職したい人へ質問です。
なぜ、あなたは転職したいのでしょうか?
その理由は?
・今よりも年収アップしたいから
・やりがいのある仕事に就きスキルアップしたいから
・人間関係でエネルギーを消耗しない環境で仕事をしたいから
転職したい理由が、前向きな動機ではなく、たとえブラック会社から逃げ出したい理由であっても答えは1つです。
転職の欲求を突き詰めてシンプルに整理すれば
「自分の人生を今よりも良くしたい」が1番の理由にならないでしょうか?
それでは、自分の人生を良くするには、どうすればよいでしょうか?
転職成功という結果が出る前に、転職活動中でも自分の人生を今よりも良くする簡単な秘訣はないのでしょうか?
転職で失敗続きで挫折だらけたっだ私は、転職成功に繋がるコツに気がつきました。
そして、あるコツを途中で掴んだ後は、転職で成功するようになりました。
今回は、そんな私の経歴紹介と失敗続きから転職を成功させたコツをお伝えします。
Contents
転職で失敗続きだった!文系一級建築士の私の紹介
私は未経験から建築業界へ転職して現在に至ります。
それも最初から目標を持ってキャリアを積んできたわけではありません。
キャリア構築のお手本どころか、典型的な失敗例です。
建築学科以外の無名の大学の文系(文学部国文科)を卒業しました。
異業種から建築業界へ入った文系出身の一級建築士です。
私の場合は、建築のキャリアがない事以外にも、通常の転職では敬遠されそうな条件が満載でした。
新卒で就職した会社はブラック会社!最初の失敗
最初の就職活動は悲惨でした。
私が卒業した頃はバブルが弾けた後の就職氷河期で、取り立てて何の資格も実績も無い文学部卒は、就職先が全くありませんでした。
新卒で就いた職は人材派遣業の営業で、全く建築業界とは縁もない職種でした。
やっと貰えた内定はブラック会社の新規営業職でした。
この会社は、入社後の営業研修で、いきなり顧客リストを渡され、新規の電話営業をさせられました。
顧客リストといっても電話帳です。
しかもエリアも何も決めずに無差別に、いきなり電話をかけまくります。
当然、ほとんどは顧客には嫌がられ電話を切られます。
上司が、営業成績の悪い人を毎日誰かを怒鳴っている会社でした。
新卒の半分以上が、1ヶ月の研修期間中に自主的に退職しました。
(今の私ならば、多分、研修期間中に退職しています)
未経験から建築士を志すが、中途半端なキャリア構築になる
25歳から建築に関わる仕事をする職種へ未経験で異業種転職しました。
ここから転職を多く繰り返す人生になります。
ここでは、内装系のインテリアコーディネーターからスタートしました。
図面作成もCADで行っていましたが、設計図の描き方を覚えるという視点からみると、中途半端でした。
どちらかといえば、建築の技術よりも接客や販売スキルが身につく環境だったので、2年目から物足りなくなりました。
会社に勤めながら、学校へ通ったり、パース作成の副業などを始めました。
それから約3年半後に、その会社を退職し本格的に建築設計の仕事をもっとやりたいと試みました。
しかし、設計士になるには、キャリアが年齢の割りには、中途半端でした。
当然、自分が希望した会社への転職活動は全滅しました。
ツテを辿って設計事務所では働けるようになりましたが、そこも超ブラック職場でした。
下請け仕事が多い事務所だったので、尋常ではないぐらいの長時間労働でした。
純粋に設計士としてキャリアを積むのは難しい業務の割りには、労働条件も悪い。
将来性が無かったので、そこから別の会社へ、数年もたたずに、また転職しました。
巷でいわれている典型的な駄目なキャリアの構築の仕方をしていたと思います。(笑)
私の経験から言えることは、仕事のキャリア構築はタイミングが非常に大切です。
その年代によって、やるべき事が違ってきます。
そういう意味では、私の場合は、建築士を志すタイミングが遅すぎた感が否めません。
資格より経験が大事でしたが、私の場合は何もないので、とにかく資格だけは、頑張って取得することを意識しました。
二建築士の取得からスタートして、2級合格後は4年間の実務経験を経たのち、次は一級建築士を取得しました。
しかし、それでも転職活動は上手くいかなかったです。
転職で失敗しないコツをつかんだ後の成果
資格を取得しても成果がでない模索状態が続き、どん底の気持ちでした。
しかし、ある事をきっかけに一級建築士の資格だけではなく、自分の強みを武器に、転職で成功するコツを掴みました。
コツを掴んだ後は、転職を繰り返す度に、自分の年収をアップさせ、働く環境も良くしてきています。
ここ直近5年間で面接まで進んだ場合に限ると、私の内定獲得の勝率は8割以上です。
好景気も味方していますが、40代でも年齢を重ねる度に、書類選考や内定獲得の勝率は上がっています。
転職市場で旬が過ぎた年齢になっても職が決まるのは、周囲からは、転職市場では本当に稀な事だと良く言われます。
コツを掴むまでは、面接でも数々の失敗をしましたが、転職のコツをつかんだ後は変わりました。
大手企業、中小企業を問わず、狙った魚の一本釣りの様な正社員の転職成功の実績は、数回あります。
ちなみに私の経歴は、転職回数も多く、企業から嫌われる典型的なパターンです。
設計事務所や工務店、店舗コンサル会社などのアルバイトも含めると在籍の長短はあっても20代の頃から10社以上の会社遍歴があります。
(これだけでも採用する企業側によってはブラック人材ですが、、(笑))
転職で失敗しないコツは模索で生まれた
20代の頃の私は、何十社と応募しても書類選考の段階で、容赦なく落とされていました。
本当に自分は価値が無い人間なのではないか?
何度も自己嫌悪になりました。
作家の林真理子さんのエピソードのように、不採用通知をリボンで束ねて置いておくような心の強さもありませんでした。
しかし、そんな自分が企業に採用される為にには、どういう転職活動をすれば良いか?
人一倍、常に努力して改良を重ねてきたとは思います。
転職の仕方も多くの人に教えていただいたお陰で独特のノウハウを得ました。
より良い情報を求めて登録した人材紹介会社は10社以上の経験があります。
この中には大手企業だけでなく地域密着型の小規模な人材紹介会社の利用経験もあります。
出会った人の中には、良い転職エージェントも居れば、2度と関わりたくない残念な転職エージェントも居ました。
過去は悔やんでも戻らない
私の若い頃に誰かが、もっと早く転職成功のノウハウを教えてくれていれば、もっと苦労せずに良い会社に転職できたと思います。
もし、過去の自分にアドバイスできるならば言いたいです!
新卒で就職活動をする学生時代に、なぜ自分の武器を作らなかったのか?
将来のキャリアを真面目に考えなかったのか?
過去の時間は、どんなに悔やんでも戻らないです。
転職や就職の過去の失敗や回り道を、今でも残念に思う理由は一つです。
それは良い会社に転職する事はイコール、良いキャリア形成がしやすいからです。
また、転職活動のやり方を知らない為に、損な転職をしてしまった人の残念な事例も、周囲で多く見てきました。
自分の経験を伝えて、転職で失敗する人を減らしたいと思った事が、この記事を書くきっかけです。
未経験の転職スタートから成功につながったコツとは
実は「自分の人生をより良くする方法の答え」は転職するかどうかの選択だけではありません。
先ずは「自分を信じる、自分の価値を肯定する事」にあります。
転職活動は自分の人生をリセットする事ではありません。
転職活動を通じて「自分の価値を肯定していける」場を探す事だと思います。
転職のアドバイスに反発!自分を信じられずに悩む
私が転職活動で何社受けても失敗続きで悩んでいた時に、ある人からアドバイスされた言葉があります。
自分自身が自分を信じなくて、他に誰が自分を信じてくれる?
自分に価値があると思わない人間に、他人は決して価値を感じない。
正直、言われた時は、全然その言葉は、私には響きませんでした!
「自分を信じられる様な素晴らしい経歴や学歴を持っているならば、こんなに転職に苦労しない!」
「何もない自分に自信が持てる方法を教えてくれ!」と心の底では反発していました。
失敗が続く途中で気がついた真実
一級建築士を取得後も最初から転職活動が順調に進んだ訳ではありません。
学歴が建築系の大学の出身ではなく、もとは異業種からの転職歴をマイナスにされる企業も中にはありました。
正直、まったく転職のコツが掴めずに悩みました。
しかし様々な不採用経験を重ねるうちに、転職エージェントを通じて不採用理由を聞くと、企業がなぜ採用しないのか?
現実が見えてきました。
・売りがわからないので魅力がない
・実務経験の強いアピールポイントが見えない
自分の経歴に自信がなさそうな事も、採用する側の不安材料だったみたいです。
この売りやアピールポイントが無いというのは、建築の実務経験が有るなしの問題だけではない、とわかってきました。
唯一無二の「自分の売り」は、自分の能力を信じる自信がないと決して見えてきません。
結局は「自分を信じる事の重要さ」心の持ち方が転職の成功を決めるコツだと、最後に気がつきました。
転職が成功する答えは自分の中にあったのです。
そして自分の価値に自信をもって、それを人に上手に伝える事ができると、転職活動は、劇的に変わりました。
自分の強みがわかると履歴書や経歴書の書き方も変わります。
面接に自信を持って臨めるようになります。
そうなると転職活動が好転し始め、勝率も上がりました。
転職で失敗しない方法は、自己の肯定にあり
世の中には自分に自信がない人、自己肯定力が低い人は多いです。
そんな人達は、思う通りの人生を歩めていないと感じ、常に不満を溜めています。
そんな人は、志望動機を熱く語っても、かつての私のように負のオーラが出ています。
後ろ向きにしか自分を見れない人は、転職活動をしていても決して企業から選ばれません。
逆の採用する企業側の立場で考えてみて下さい。
自分に自信が無い、後ろ向き人間を採用したいと思うでしょうか?
世界でベストセラーのカーネギーの著書「道は開ける」の言葉は本当でした。
人生は自分の心の持ち方次第で、良くもなれば悪くもなります。
そして、自分の価値は、自分自身で発掘し磨くしかありません。
失敗続きだった人が転職前に絶対にするべき事
自分に自信を持ちたくても持てない人も多いと思います。
私も以前は自分の欠点ばかりが目につき自分に自信が全くありませんでした。
世の中には若くして成功を手に入れ、活躍している人も大勢います。
振り返れば、滑稽な事ですが、成功している人達と現実の自分の姿を比較すると、落ち込むばかりでした。
過去を後悔するのをやめる
そして「今の自分は過去の努力の結果」の言葉の通り転職活動の時は、何度も過去を悔やみました。
学生時代にもっと努力して勉強していれば?
就職活動の時にもっと良い会社に入社していれば?
など現在の自分を肯定できない時は過去も後悔しがちです。
しかし、過ぎた時間はどんなに後悔しても戻ってきません。
大切な事は過去を振り返り反省し続ける事ではなく、未来を作る事です。
まず、過去の自分を否定する事は絶対に止めましょう!
そして今の自分は素晴らしい財産を持っている事に気がつきましょう。
趣味、特技、職務経験、資格、家族友人など全てが、あなたの財産です。
自分の価値に気がつく方法
その事に気づくために、効果的な方法があります。
とにかく何でも今までの経験、特技、長所、人に感謝された事も全て書き出し自分の棚卸しを一度してみて下さい。
その時に自分の将来の夢や目標も一緒に書き出してみましょう。
やりたい事、逆にやりたくない事のリストでも構いません。
自分が読むための物なので順番はバラバラでも汚い字でも大丈夫です。
自分について書き出す事は本当に効果があります。
最初はペンが進まなくても、次第に書くことに慣れてきます。
そのうち自分の強みや長所がみえてきます。
他にも失敗やその時に気がついた事も含めて過去の経験もノートに延々と書き出していると、気持ちが吐き出す様に落ち着いてきます。
過去ノートを書き出した私の場合
私の過去の失敗も全て綴ったノートは、合計30ページ以上になりました。
書き終える頃には気持ちも元気になり自分に自信も持てる様になりました。
同時に「本当になりたい自分の姿」もノートから浮かび上がってきました。
書籍にも色々と書かれていますが、成功者している人は、この様に自分自身の書き出しをして目標も明確にしている場合が多いです。
頭の中で考えているだけでなく実際に書き出す事で、より成功する為にはどうすれば良いか?常に意識して毎日を過ごす事ができます。
忘れてはならない大切なこと
そして下記の事も忘れないで下さい。
・人生で大切な事は、人からどう評価される事ではない。
・自分が自分らしくどの様な人生を歩みたいか?を選ぶ事。
これらの事に気がつくと、転職活動で企業から不採用になったとしても落ち込み続ける事はなくなります。
不採用になった企業は「自分の人生と縁がなかっただけ」と思えるからです。
転職とは、そもそも自分の人生を良くするためにしている事です。
不採用という些細な事に自信を失っている事自体が、馬鹿らしくなってきます。
転職で失敗しないコツ:今までに無駄な経験は何一つ無い
転職活動で疲れた時にはこのスピーチが支えになりました。
“Stay hungry, stay foolish”
「野心的であれ、愚か者であれ!」
今は亡きアップルコンピュータの創始者のスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式辞の有名なスピーチ。
「飽くなき追求心で自分の道を追い求めろ」と私は解釈してますが、この言葉よりも「人生には無駄な事はなく、点で繋がっている」の部分により心が惹かれます。
”Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”
訳)
「将来をあらかじめ予測して、点と点をつなぎあわせることなどできません。できる事は、後からつなぎ合わせることだけ」
伸びる草木がそれぞれ個性があるように、人それぞれ歩んできたキャリアは違います。
今までのあなたの経験で無駄な物は何一つないです。
必ず将来は役立ちます。
たとえ業界の未経験者であっても、私のように転職を成功させるコツもあるのです。
人が何と言おうと自分の事を最も理解し、自分の将来を誰よりも真剣に考えているのは、自分自身です。
他人のアドバイスを受け入れるかどうか?を選択し決断するのも自分です。
自分の人生は自分が責任を持ち、常に選択し続けるのが人生です。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
転職の遍歴の多い私の経験が少しでも、何かのお役に立てば幸いです。
転職が失敗続きで悩んでいる人は、サポートが手厚い転職サイトの紹介記事を読んでみてください。
参考記事:「転職活動で失敗しない私が使ってよかった転職会社の紹介!」
20代をターゲットにしていますが、30代半までの人にもおすすめできます。
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