2018年10月26日

海外の転職で成功できる人の3つの条件とは?海外転職の経験者が伝える真実

建設業界でも海外事業を積極的に推進する企業が年々増えています。

それに伴い、海外転職の求人募集も技術者やマネジメント職が増えています。

 

現在、アジア市場など海外の建設市場は全体として拡大し続け、日本の成長戦略でもあるインフラ輸出も継続しています。

大手ゼネコンの大成建設も2020年度までの中期経営計画で、将来を見据えて海外事業に注力することを最重要課題と発表しています。

大成建設のような大手企業をはじめ海外へ進出は不可欠な時代になります。

建設(建築)業界で働く人の中には、一度は海外へ進出する企業で挑戦してみたい人も多いと思います。

しかし、海外の転職は日本の転職に比べて面白い反面、リスクも高いです。

海外転職が結果的に成功だった人もいる一方で、海外で働くことが結果的に向いていなかった人もいます。

 

今回は海外で働いた私の経験から、また周囲の成功事例から海外転職の成功に必要な3つの条件についてお伝えします。

海外で働くために第一に必要なものは体力

海外で働くために一番必要なものは英語でしょうか?

実は違います。

意外かもしれませんが、健康に働ける体力があるというのが第一条件です。

 

多くの企業が社員を最初に海外赴任させる年齢が、比較的20代や30代で多いのは、若くて柔軟性があるだけでなく、体力もあるからです。

 

海外のほとんどの国では、食事も医療設備など日本と生活環境が全く変わります

何よりも慣れ親しんだ日本語が全て通じないのは、慣れないうちは無意識のうちにストレスとなり身体の負担になります。

 

海外で働く事は刺激があって気持ちの上では元気になれるけど、なぜか、ただ普通に生活しているだけで疲れる。

そんな事を感じる海外の経験者は多いです。

 

新しい環境に慣れて、精力的に仕事をするためにも体力が何よりも必要です。

よって採用側の企業も応募者に対しては、健康面の確認は念入りにチェックします。

 

もし、病院に定期的な通院が必要な持病を抱えていれば要注意です。

海外の勤務先の近くに自分が通院できる医療機関があるか?を先ず調べる必要があります。

日本に直ぐに帰国できる環境で働く人以外は、健康面に不安がある人は特に、海外への転職は慎重に決める必要があります。

海外で成功するのは精神的にタフか周囲の支えがある人

窮屈な日本と違い、開放的な海外で働くは気楽でストレスがない人もいます。

特にアジア方面の現地採用であれば、給料は安くても規則に縛られず自由に働ける環境を楽しんている人も多いです。

私はベトナムで働いた事があるので、わかるのですが、長く現地で働くと日本に帰国後は、なかなか適応するのが難しくなるぐらい自由な環境もあります。

 

ただ、もし海外で日本と同レベルの収入を得てキャリアアップをしていく環境を求めれば、仕事で求められるハードルは上がります。

気楽で自由な事ばかりではありません。

 

特に日本企業に雇われていると、現地の人との意識のギャップや日本企業との間で板挟みになって悩むことも多いです。

建設(建築)業界であれば、建築現場で現地の職人を指揮してプロジェクトを進めるポジションに就きます。

この現場の管理系(マネジメント)の仕事は、まず精神的にタフでないと絶対に務まりません。

 

語学力も大切ですが、それよりも与えられたミッションに対して、現地で何があろうと遂行しできる意思の強さも必要です。

 

日本とは比較にならないぐらい、海外では想定外のトラブルも多いです。

手配していた材料と違った物が届いた、職人が納期を守らない。

こんなトラブルは日常茶飯事です。

海外の建築業界で働いたことがあれば、ほとんどの人が日本とは違う現実を経験しています。

 

設計などの事務系のマネジメント職も立場は同じです。

価値観の違いや語学力の壁を乗り越えて成果を出していくことが求められます。

 

異文化を受け入れて、現地に溶け込める柔軟性も必要ですが、何よりも精神的にタフでないと海外で働き続ける事はできません。

私の周囲でも海外で成功している人のほとんどは、細かいことには悩まず精神的に強い人が多いです。

 

ただ、特別、精神的に強くなくても家族や友人の支えで乗り切る人もいます。

実は、孤独感というのも海外で働く時の1つの大きな試練です。

 

この周囲の人の支えは、日本人、外人問わず海外では特にありがたみがわかります。

実際に私の周囲では、孤独感から現地でパートナーを作り、そのまま結婚する日本男性も数人いました。

 

特に家庭を持っている人であれば、海外転職には家族の協力は不可欠です。

家族が側に居てくれたから辛いことも乗り越えられたという人も実は多いです。

 

家族が居ない人であれば、現地で積極的に友人を作ることで孤独感を乗り超える人もいます。

精神的にタフか周囲の支えがある事は海外で働く時には不可欠です。

日本で成功しない人は海外でも成功しない

もしあなたの海外で転職する理由が、今の仕事が嫌で現状から逃げたいだけならば慎重に考える必要があります。

自分のキャリアを冷静に棚卸しして下さい。

 

若くても日本で全力で仕事に取り組んだ経験があり、誇れる結果を出した人ならば、海外転職も成功できる可能性は高いです。

 

海外で転職しても人生が劇的に変わる訳ではありません

今の自分のレベルに合う仕事しか、結局はできないです。

 

100%断言できることは、今まで自分が仕事で何をしてきて、これから何かできるか?売りがないと海外でも使えないです。

 

誰も直ぐに就職できるレベルの仕事は、最初は楽しいかもしれませんが、何年も続けていると将来が不安になる時期が必ずきます。

日本の仕事を辞めて海外で異業種に転職したが、数年後、日本に帰国しても職が無くキャリア構築に失敗した人も沢山います。

 

海外の転職は夢があって誰でも挑戦できると煽る転職会社もありますが、実は海外の転職の方が厳しい面があります。

中途半端なキャリア構築は、将来必ず苦労します。

 

しかし、日本でしっかりと仕事をしてきた人であれば、海外の転職ほどチャンスがあるものはありません。

若い20代、30代からキャリアの延長でスキルアップしていけば、帰国後も建築業界で希少価値の高い人材になれます。

日本で成功体験があり、より広い世界でスキルアップしたい人は、ぜひ挑戦していただきたいです。

まとめ:海外転職で必要な3つの条件

以上、海外の転職で成功できる人材の3つの条件はいかがでしたか?

 

成功に必要なポイントは

・体力があり健康

・精神的にタフで周囲の支えがある

・日本で成功体験を持つ

上記は、日本で転職活動をする時にも同様に必要なものですが、海外の転職では不可欠なものになります。

 

海外で転職を実現させた人の多くは、結果はどうであれ、後悔はしていないと言います。

挑戦しなかった事を後悔する人の方が多いです。

やりがいがある仕事が見つかり、海外転職が成功することをお祈りしています。