英語が苦手な1級建築士が3ヶ月でTOEIC600点までアップ!最速の勉強方法とは?

キャリアアップ

建築士の資格だけでなく英語力が加わると更に年収アップに繋がります。

転職市場では、建築士や技術者のコスパが良いTOEICスコアは600点!です。

(記事参照:「TOEIC600の英語力で建築士は年収アップする?チャンスが広がる理由」)

では英語が苦手な人は、TOEIC600を最短で取得する為にはどうすれば良いのでしょうか?

今回は英語が苦手だった私が、TOEIC430点から一気に600点以上までアップした最速の英語勉強方法をお伝えします。

集中して効率良く勉強すれば、早ければ3ヶ月TOEIC600をGETできます。

短期間でTOEICスコアを600点にしたい英語が苦手な方は是非読んで下さい。

建築士の英語勉強法:TOEIC対策で抑えるコツとは?

TOEICの公開テストは下記の様に構成されています。

(参照:花の英語街道より)

大きく”Listening”(聞く)と”Reading”(読む)の2つの分野に分かれています。

実はTOEICの点数の高さと実務で使える英語力能力とは乖離があります。
実務では英会話力や英文を書く能力がないと仕事で英語は使えません。

実務で使える英語力は一朝一夕では簡単に身につきません。

しかしTOEICは「聞く」と「読む」の2つの試験しかありません。答えも英文で書く必要がなくマークシート式です。
TOEIC600のスコアまでならば、短期間の試験対策で到達しやすいです。

次は英語が苦手な一級建築士が最速で英語力を身につけた勉強方法のコツをみていきましょう。

英語初心者のTOEIC対策はこの問題集1冊だけに絞る!

人間の記憶力は1日で勉強した事の半分以上は忘れてしまいます。

試しに問題集の1ページを翌日にまた解いてみて下さい。
馴染みがない英単語など全部を完璧に覚えていたでしょうか?

もし2週間以上、勉強の間隔が空いてしまえば、2回目に問題を解く時は殆ど忘れてしまっている事に気がつくと思います。

3ヶ月で600点ゲットのコツは

問題集一冊を徹底攻略する

勉強するテキストをあれもこれもと広げても中途半端になります。

一冊の問題集を間隔を空けずに何度も覚えるまで繰り返し解いて下さい。

そしてTOEICに限らず一般的な資格試験も同じですが、テスト勉強で1番点が伸びる方法は

過去問題を何度も繰り返し練習する

本番の試験は過去問題から似た問題が出題されます。
よって過去問題を重点的に勉強する事は最大のテスト対策
になります。

そして、過去にも出題された簡単な基礎問題は絶対に落とさないで下さい。

TOEICであれば、最近の過去問題が網羅されている「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」を解く事がお薦めです。

【TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編】

公式問題集は他にも出版されています。

3冊セットなども販売されていますが、初心者は最初は1冊だけに絞りましょう。

なぜならば、この公式問題集は英語が苦手な人が勉強すると、最初は知らない単語も多いので難解過ぎると感じるからです。

私も最初に解いた時は、わからない問題が多く不正解ばかりで心が折れそうになりました。

最初に自分のレベルに合わない難易度の高い勉強をいきなりすると続かないです。

次に挫折しない為の学習レベルに合う段階別の勉強スケジュールをお伝えします。

超多忙な人は15分の隙間時間で英語の勉強を区切る

短期間で目標のTOEIC600を達成するには、最低1日2時間の勉強時間は欲しいです。

忙しい社会人は、まとまった勉強時間が取れないかもしれませが、その場合は通勤時間や昼休みなどの隙間時間を有効に利用して合計2時間にして下さい。

この時のコツは

・学習時間を15分〜20分ごとに区切る

・同じ内容を続けて勉強しない(例:単語をずっと覚え続けるなど)

気分が乗っていたとしても一旦は時間になれば、区切ります。
携帯電話にはタイマーが付いているので、時間がくればアラームが鳴る様に設定できます。

この勉強方法は時間が限られているので、その15分間なら緊張感が保て集中するので最も効果が高いです。

同じ内容を続けないのは、無意識に起こるマンネリ化を防ぐ目的があります。

どんなに忙しい人でも隙間の15分であれば、なんとか捻出できるのではないでしょうか?

1日の隙間時間も積み上げれば山となります。3ヶ月が過ぎれば何もしない人と比べると大きな差となります。

英語が苦手な一級建築士のTOEIC600達成の勉強スケジュール

そして最も大切なのは優先順位をつけて勉強のスケジュールを立てる事です。

これも綿密に計画表を作っていると面倒なので下記の様にざっくと立てます

<スタート時:勉強スケジュール例(期間:2週間〜1ヶ月間)

① Part5 文法(Reading) :15分 

② 単語暗記 :15分

③ Part1か2(Listening):15分

④ Part5 文法 (Reading):15分

※残りの1時間 このスケジュールを繰り返す

最初は15分を単位に文法を中心にリスニングは難易度の低いPart1か2、そして単語暗記毎日繰り返していきます。

英語の勉強に慣れてきたら、重視する学習内容を変えます

英語の準備体操は終わっているので、この時期は公式問題集にチャレンジします。

<中間期:勉強スケジュール例(期間:1〜2ヶ月間)

① Part5 文法(Reading) :15分 

② Part3か4(Listening):15分

③ Part6か7(Reading):15分

④ Part3か4(Listening) :15分


※残りの1時間は自分の補強したい分野を15分ごとに繰り返す

補強したい分野とはイコール自分が英語の勉強で取り組みやすい分野です。

例えば、単語を覚えるのが苦にならない人は、単語暗記:15分を入れる、

またヒアリングの方が自分は得意で点が伸びそうならば、Part3か4(Listening)15分を余分にもう2回学習するなどです。

そして最後の追い込みの3ヶ月目に突入すると、

細切れの時間配分になっても良いので、

TOEIC問題集を試験当日と同様の時間配分で全部通しでPart1から7を模擬試験の様に解いてみるのがお薦めです。

これは本当にしんどいし、体力を結構使います。
公式問題集は、第1章と2章があるので、2日で1冊を終わらせる計算になります。

しかし3ヶ月目の最初の頃は、まず目標通り2日では終わりません。
まずPart7の長文が残ります。

復習時間も合わせると一冊を通しで終わらせるのに平均1週間ぐらいかかります。

しかし、この3ヶ月目に本番試験までに最低でも4回以上、全部通しで1冊の問題集を完結し繰り返す事ができた人は、ほぼTOEIC600まで到達します。

以上、簡単に3ヶ月間のスケジュールを書きましたが、ポイントは、初心者がスタート期にいきなり難しいハード学習をしない事です。

筋肉トレーニングと同じで、正しいやり方で段階を踏めば、学習に慣れてくる頃には英語の勉強が苦痛にならなくなります。

ではなぜ1番最初のスタート期には文法の勉強時間を多くするのか?の理由を詳しくお伝えします。

英語の基礎力がない人は最初はPart5の文法で点を稼ぐ

初心者が挫折しやすいのは、最初から全てのPartの点を頑張って伸ばそうと勉強しようとする事です。

しかし、”Listening”のPart3や4 の早い英語の聞き取りや”Reading”のPart7の難解な長文の読取りは、もとの英語力が上がらないと、直ぐには点が伸びません。

短期間で点を伸ばすには、まずはPart5の文法を抑える

“Reading”で点数が1番、短期間で伸びやすいのはpart5の文法問題です。

理由は2つあります。

1)文法はルールさえ覚えてしまえば、ある程度は解ける

2)最低限の文法の基礎力が無いと英語力は伸びない

長文解読は多くの単語を覚えないと読めない。

リスニングは英語の聞き取りに慣れないとできない。

しかし、文法は短期間の暗記で対応できる唯一の分野です。

よく英語力を身につける時に「文法を習うよりも英語に馴れろ」と言われますが、

英語の長文問題を解くのは、文法を理解していなければ正しく解読する事はできません。文法を覚えている方が、英文の構造を理解しやすいです。

高校までの英語学習で文法を多く勉強してきた日本人にとっては、学生時代の文法が多少記憶に残っているので、ここから入るのが馴染みやすいです。

そして英語の基礎力を身につけるには、文法の理解も不可欠です。

文法が無茶苦茶だと英文の構成ルールが理解できないので、英語力が伸びにくいからです。

一級建築士の英語勉強法 ”Listening”の攻略方法

“Listening”は英文を聴きながら音読で英語耳を作る

“Listening”では、難易度の高い問題と比較的簡単な問題と両方が出題されます。

しかし英語のヒアリングに慣れていない人だと最初は全く聞き取れないので、集中もできないし勉強が嫌になってしまいます。

その時は聞き取れなくても気にせずに、確実に聞き取れていく問題を増やしていく事が点を積み上げるコツと思い取り組んで下さい。

ここで私がした主なヒアリングの勉強方法は

シャドーイングと呼ばれる学習方法です

シャードイングとは:

英語を聴きながら、同時に音読しリピートする作業を繰り返す

シャドーイングは同時通訳者の学習方法として効果があると注目されています。

これは英語上級者にとって効果がある勉強方法で、初心者には敷居が高いと言う人も中にはいます。

確かにシャドーイング学習は初心者には、発音が正確に聞き取れない、直ぐにリピートができないなどの問題はあります。

しかし、TOEICの試験対策に特化するのであれば、発音の正確さなど細かい部分の聞き取り学習が後回しになったとしても

下記のメリットがあります

・TOEIC試験の英語のスピードに早く慣れる事ができる

・集中力して聞き続けられるヒアリング体力を1番鍛える

特に英語の洪水を聞く様なシャドーイング学習は、TOEIC英語に短期間で慣れるには最適な勉強方法です。

TOEICのListeningは英語の問題が休み無しに続きます。
集中して45分間100問を聴き続けるにはヒアリングの体力も必要です。

TOEIC試験用のListening力の向上は、英語を休みなしに聞き続ける必要があるシャドーイング学習だと思います。

テキストを何度も繰り返していると1回目には、ほとんど聞き取れなかった英語も数回やれば、大まかには聞き取れる様にはなります。

シャドーイングの勉強方法は私だけでなく、実際に下記の本でも講師のプロの人も効果を実証しています。

著者:谷口恵子

しかし、シャドーイングの学習方法もレベルごとに段階を踏む必要があります。
英語の初心者がいきなりシャドーイング学習だけをしても効果は上がりません。

それでは具体的に各Partごとの攻略方法をみていきましょう。

Part1と2の攻略方法:過去の問題例文を覚えて確実に点を取る

上記のシャドーイングの学習をしながら

同時にPart1と2のみは必ずディクテーション呼ばれる練習もして下さい。

ディクテーションとは:

ヒアリングで聞き取れない英単語は、CDを止めて、その音声が確実に聞き取れるまで何度も聞いて音読するか書出して完全に再現する学習方法

初心者が最初にディクテーションの練習がしやすいのは、

・絵をみて内容を推測するPart1

・短い会話形式で質問文に答えるPart2

このPart1と2正解以外の問題も、ディクテーションとシャードイング学習を何度か繰り返して下さい。

そのうち何度も聞きながら音読していると問題の全てを自然に覚えます。

・Part1と2は出題される短い例文を覚えてしまう学習が効果的です

過去問題の例文を覚えれば、Part1と2は確実に点が取れます。

ここでシャドーイングだけをするのではなく、ディクテーションでも丁寧に英単語を勉強するのは、ヒアリングの基礎体力をつける為です。

そして英語のヒアリングの基礎体力がPart1と2でついた後は、次はPart3と4の問題に挑戦します。

Part3と4の攻略方法:英語は日本語からの理解が実は効果的

ここでも聴きながら音読のシャドーイングの練習を繰り返して下さい。

ここでは、Part1や2の様に1つ1つの単語の全部にまでディクテーションの練習をしていると勉強時間が足りません。

テキストの問題を解いた後でシャドーイングの練習だけに絞ります。

そしてポイントは日本語でも理解して英語を聞き取る事です。

長い英文の聞き取り練習は、日本語で内容を理解し英文の要約を掴む

下記の順番を繰り返して下さい

1. Part3と4のリアリング問題を一通り解く

2. 解説の日本語を読みながら英文を全部聞く

3. もう一度英文を聴きながら全文を音読する(シャドーイング)

4.   テキストを見ないで英文だけを聞き、理解できない英文の日本訳を確認

  その部分を繰り返し聴き音読(シャドーイング)

特に海外経験もなく、日本語しかできない人が英語を上達させる時には、本語で先に理解する事は上達の早道です。

下記の引用記事でも母国語である日本語からの理解の重要性が説かれています。

わたしたちは言葉を使って考えます。考える力というのは、言葉の制約を受けます。語彙力や運用力が十分な言葉でないと、しっかり考えることができません。

わたしたちにとって、最も語彙力が豊富で、かつ論理的な思考ができる言語は、日本語です。それを使わないということは、自ら思考上のハンデを背負いこむことになります。

参照:著者 多田佳明 Diamond online

また、よく出題される問題の展開パターンをある程度は推測できる力がつけば、英文を全部聞き取れなくても内容を推測できます。

私達は日本語で考えて内容を推測します。

そういう意味でも英文を日本語で理解できる学習は必要です。

一級建築士の英語勉強法 “Reading”の攻略方法

“Reading”は得点になる簡単な問題から先に勉強する

リーディングであれば最初の方に出題される難易度の低い問題から勉強を始めれば挫折しにくいです。

英文に慣れるまでは、長文穴埋め問題のPart6とPart7では短めで簡単なシングルパッセージを最初は何度も繰り返し解きましょう。

少し慣れてきたらPart7の英文の読解を1文あたり15〜20分と決めて、毎日読む練習をして下さい。

最初は苦痛かもしれませんが、毎日少しでも読み続ける事が大切です。

そして問題を解いた後は解説をしっかり読んで復習して下さい。完全日本語の意味を理解しながら読む事を心掛けて下さい。

よくTOEIC攻略方法には、質問を読んでから長文は関係がありそうな部分だけを読む学習方法を薦めていますが、

練習は部分読みではなく、全文を読み切る練習をして下さい。

英文解読は最後まで読み切る練習が遠回りの様で確実に実力がつきます。

そして長文読解は単語を覚える必要があります。
この英単語を覚える作業も目標レベル600点の範囲までに絞ると効果的です。

600点レベルまでの英単語を先にマスターする

TOEICで単語とフレーズを覚えるならば、この単語帳がお薦めです。

【TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)】

著者:TEX加藤

先ずは600点レベルの助走の400語と定型表現120の単語を例文と一緒に完璧に覚えましょう。

アプリもダウンロードできるので、音声を聴きながら覚えられます。
もし余裕があるならば、730点レベル 加速の300語も暗記して下さい。

TOEIC600までのレベルならば、受験当日にPart7全部の問題が完全に解き終わらなくても到達できます。

難解な長文解読の問題は最初から捨てるつもりで、できる問題から確実に点を取っていく学習方法に割り切って下さい。

TOEIC600の勉強方法のまとめ

今までご紹介した勉強方法は、TOEIC600の為の最低限の勉強です。限られた時間の中で、集中して的を絞って勉強すれば効果を上げる事ができます。

繰り返しますが3つの事は必ず押さえて下さい。

問題集一冊を徹底攻略する

過去問題を何度も繰り返し練習する

自分のレベルに合う段階別の勉強を進める

TOEIC600点は技術者の転職の為に有利になる第一歩です。

今後、英語を実務で使う仕事をしていくならば、ビジネスで実践できる英語力は別に身につけていく必要があります。

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