2018年12月1日

宅建士のビジネス英語:アメリカの不動産サイトZillowの会社概要を読む

これから宅建士が不動産業界で年収アップするためには、「英語とビジネス力」が必要です。

そのビジネス力をつける1つの方法が、海外で先行する不動産ビジネスの仕組みを学ぶことです。

 

前回の記事では、不動産業界でITとAI(人工知能)技術で先行するアメリカの事例を紹介しました。

(参考記事:宅建士の仕事に不動産テックは欠かせない?!USの英語サイト不動産検索”Zillow”に学ぶ)

 

アメリカだけでなく海外のホームページは、当たり前の事ですが英語が標準の言語です。

これから海外の情報収集をするためは、英語の読解力がある人の方が、そうでない人よりも早く知識を吸収できます。

 

そして、海外の不動産サイトの英語を読解する事は、不動産業務の基礎知識がある宅建士にとって、将来が有利な勉強法です。

(参考記事:宅建士に英語力は必要か?英語の求人と年収、将来性を考察)

 

自分の仕事に関連する話題ならば、英語とビジネス力の両方が、一度に早く身につきます。

英語を学びながら、アメリカの不動産検索サイトの最大手のZillowの会社について調べていきましょう。

Zillowの会社概要を英語で読んでみる

まずは、Zillowの会社について英語で理解してみましょう。

 

会社概要は、Zillowの公式サイトのトップ画面の下側。

下記の赤枠で囲んだ “About”から見れます。

(引用ページ:https://www.zillow.com

 

“About “をクリックすると、次は、”About Us”の下に “What is Zillow” がでます。

 

下記のページでは、Zillowの会社について簡潔に紹介しています。

(引用ページ:https://www.zillow.com/corp/About.htm )

 

“What is Zillow” は、日本語に直訳すれば「Zillow(ジロウ)って何?」です。

英語のホームページを見ると、よく自社の紹介の見出しに使われています。

 

以下、本文を要約していきます。

(留意点:日本語への高品質の翻訳ではなく、全体の意味を掴む意訳です。)

 

会社の概略を読んで特に印象的な事は、会社の事業規模の大きさとサービスの多彩さです。

この会社は1億1千万以上の登録物件を持ち、24個以上のアプリサービスをリリースしています。

 

more than  〜】「〜以上」と数字を表現する時に使えます。

・”more than 110 million U.S. homes”

「米国の1億1,000万人以上の住宅物件」

・”more than two dozen apps across all major platforms”

「全ての主要なプラットフォームで使われる24以上のアプリ」

 

Zillowでは、「買う」「売る」「貸す」「資金調達」「改装」など住宅に関しての様々なサービスを提供しています。

ここで、サービス名で、意味がわかりにくいが”financing”です。

financing

【名】融資、ローン、資金供給[調達]、資金の手当て、資金繰り

(引用:アルク

“financing”を使用した例文】

・Interest rates are so low that home buyers can easily get good financing from the bank.

: 金利がとても低いので、家を購入したい人は、銀行から好条件の融資を受けることができる。

(引用:アルク

今回は、ローンや融資などのサービスを総称して「資金調達」という日本語で、私は訳しました。

 

このような会社紹介で、よく出てくる動詞もチェックです。

・【 “serve” 提供している

”Zillow serves the full lifecycle of owning and living in a home:……”

「Zillowは家を所有して住む完全なライフサイクルを提供します」

 

・【 “launched” 創立された

”Zillow launched in 2006 and is headquartered in Seattle.”

「Zillowは2006年にシアトルを本社に設立されました。」

Zillowグループ会社のブランドについて

グループ会社では、他にも様々な不動産業務に関係するブランドを展開しています。

(引用画像:Zillow https://www.zillowgroup.com

以下、”About Zillow Group” の英文を読んでみましょう。

(引用ページ:https://www.zillowgroup.com/about-zillow-group/ 

 

グループ会社は、Zillowの事業の柱「買う」「売る」「貸す」「資金調達」「改装」の住居の循環サイクルを支えています。

それぞれ専門分野が違う会社が集まって、グループ内で相乗効果を出しています。

下記は赤線が引いてある英文箇所です。

“Zillow Group develops a comprehensive suite of marketing software and technology solutions to help real estate, rental and mortgage professionals maximize business opportunities and connect with millions of consumers.”

「日本語訳」

「Zillow Groupでは、不動産、賃貸、住宅ローンの専門家達がビジネス機会を最大限に活用し、何百万人もの顧客とつながるためのマーケティングソフトウェアとテクノロジーソリューション一式を総合的に開発しています。」

 

develop“〔新しいものを〕開発する、開拓する。発達する、発展する。

comprehensive“は「包括的な、総合的な」

suite【名】は、ひとそろい、一式の意味などに使われます。

“suite of software”《a ~》ソフトウェア一式

connect with” ~と結合[接続]する、~と結び付ける、〔気持ちが〕~と通じる

(引用参照:アルク

 

今回の会社概要で出てきた不動産業界で馴染みの以下の英単語は覚えてしまいましょう。

これから不動産関係の英文を読む時には、頻繁に出てきます。

・【”real estate“】不動産【略】R.E.

・【”rental“】【名】賃借[賃貸](すること)

“rental agency”とは、賃貸あっせん業者のことです。

・【”mortgage“】

【他動】~を抵当に入れる〔命などを〕保証としてささげる、賭ける
【名】抵当(権)、担保、貸付金、(抵当権付き)住宅ローン
(引用参照:アルク

technology solutions“は、英単語を訳しても「テクノロジーソリューション」とカタカナで出てきます。

日本の会社でも当たり前にカタカナ読みで使われている英単語です。

直訳すると「技術的解決策」。

ITやAI(人工知能)などのテクノロジー技術を使って 、様々な問題を解決していくことです。

 

1億1000万人以上の物件を管理しようとすれば、技術体制がしっかりしている会社でなければできません。

ITやAI技術を開発し運用するエンジニア数は、かなりのボリュームになると予測できます。

 

”Zillow Group’s portfolio includes:” の下記一覧にZillowのグループ会社の紹介が続きます。

この”portfolio”(ポートフォリオ)も会社紹介にはよく出てくる単語です

 

portfolio”は元々は、「書類を運ぶためのケース」の意味があります。

「金融・投資系」では有価証券(一覧)、「クリエイター系」では「画集、写真集、作品集」などの意味などでも使われます。

また、会社の品ぞろえ、製品ラインの意味もあるので、ここでは、グループ会社の業務内容の一覧という意味が近いと解釈できます。

 

【グループ会社一覧】

“Trulia”, “StreetEasy“, “HotPads“, “Naked Apartments“, “RealEstate.com“, “Out East“, “Mortgage Lenders of America

(参考記事:宅建士のビジネス英語:”Trulia”の不動産サービスを英語で学ぶ)

 

グループ会社に加えて、ビジネスブランドが他にもあります。

【ビジネスブランド】

Bridge InteractiveDotloop® and Mortech®.

In addition, ” さらに、その上、加えて

“In addition to 〜” 後ろにtoが付けば、「〜に加えて」という意味になります。

【例文】
・Wages and materials have risen considerably these days in addition to the increase in taxes. : 税金の増額に加え、最近賃金と材料費が著しく値上がりしました。

以上、Zillowの会社概要を中心に英文を読みましたが、いかがでしたか?

英文を読み慣れていない人も、何となく書いてある事を推測できたのではないでしょうか?

 

細かい部分まで正確に訳そうとはせずに、英文全体の意味を掴む事を心がけて英語を読んでいくと、途中で挫折しないと思います。

 

英語を使う不動産業務に興味がある人は、他の記事も読んでみてください。

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