不動産ビジネス英語: 商談で気の効くとっさの一言に便利な英語表現

英語で学ぶ不動産

不動産のビジネス英語では、宅建士がビジネスできる英語力を身につける目的があります。

海外で成功している不動産ビジネスを英文で紹介しています。

(参考記事:「不動産のビジネス英語:不動産仲介サイトRight Move(イギリス)の人気の秘密(1)」

 

今回は、外国人と商談している時に決断を迫られた時に、返事に便利な英語の表現をご紹介します。

近年、東京を中心に外資系不動産投資ファンドの動きが活発です。

ファンドは、複数の不動産を購入し、その物件から生じる賃貸収入・売却益を配当金として分配します。

そんな投資家達に利回りの良い不動産物件を営業する宅建士もいます。

 

また、その不動産の管理運営も委託されるプロパティマネジメントの仕事をする宅建士の仕事もあります。

(参考記事:「宅建士優遇」求人:PM(プロパティーマネジメント)のハイクラス求人の魅力とは)

 

外国人投資家と商談をしているときなど、英語で気のきいた返事ができると次の商談に繋がりやすいです。

 

今回は、英語が苦手な人でもビジネスで使える英語の一言を紹介します。

不動産実務に関わる人以外も、覚えておくと便利な表現なので、ぜひ読んでみてください。

商談に便利な英語のとっさの一言

英語は、ダイレクトな表現をする印象がありますが、

実は細やかな気配りに満ちています。

 

そして、難しい文法や単語を使わなくても、シンプルな英語で、相手とのキャッチボールができます。

 

有名なのは、ソフトバンク社長の孫正義氏の話す英語が良い例です。

決して複雑で難しい英文を使っているわけでは無いのに、

世界の大物を相手に一歩も引けを取らず堂々と交渉できる英語力を持っています。

 

以下、ビジネスの商談に使える英語を紹介します。

実現が難しい事を前向きに検討する姿勢を見せる時

難題をもちかけられた時に、その場では返答ができない場合があります。

そんな時は、実現は難しいと断りつつも、前向きに検討する努力を見せると誠意が伝わります。

・It may not be easy, but we can try.

Let us think about it.

それが簡単ではないかもしれませが、やってみることはできます。

考えさせてくださいね。

It may not be easy は、

It’s difficult. 難しいと言いながら、その場で、完全に断っているわけではないです。

Yes かNoのどちらでもない返事をしたい時に使えます。

 

持ち帰って社内で検討した後で返事をすると言う場合は

・We need to take this back and discuss in-house.

“in-house”は「社内」の意味です。

相手の話が聞き取りにくい時

相手に何度も「もう一度、言って下さい」とお願いするのは、印象が悪いです。

聞いていないのか、英語がわかってないのか?のどちらかに思われます。

 

でも知ったかぶりを続けて、内容がわからないと困ります。

そんな時に使えるのが、相手が言った内容を確認する方法です。

・Let me confirm if I understood you correctly.

私が正しく理解したかどうかを確かめさせてください。

この場合は、聞き取れているけど、確認を取るというニュアンスになります。

相手をより理解しようとする姿勢の表れになるので、好意的に受け止められます。

相手の提案に同意する時

日本人は、自分の意見を言わないので、何を考えているのか分からないと言われがちです。

積極的に相手の意見にリアクションできる英語の一言も覚えておきたいです。

 

相手の提案に同意する場合は

・That’s a nice idea.

それは良いアイデアですね!

 

「理解する」も後に否定する言葉を続けないと 同意の意味に解釈されることがあります。

・I understand.

理解しました。(わかりました)

 

相手の提案を気に入っている事を表現すると

・I actually like your idea about plan.

私はプランについてのあなたのアイデアが好きです。

 

同意しつつ、相手から前向きな返答を貰いたい場合は

・That’s great. I will wait for your answer.

それは素晴らしい!あなたのお返事を待ってます。

 

交渉がまとまればこの言葉です。

・I’m so glad that we were able to come to an agreement.

私たちはお互い同意できて嬉しいです。

 

相手に商談を進めて欲しい時は、この言葉も便利です。

・I want you to go ahead with that.

それを進めて下さい。

ビジネスはタイミングも大切です。

チャンスがあれば、積極的に進めていく必要がある時に使えます。

相手に同意できない時

交渉が自分の意図しない方向に進みそうになる、

または、相手が意味を取り違えている時は、反論が必要です。

 

話にブレーキをかけたい時は、

Just a minute! 「ちょっと待って」と中断します。

・That’s not what we meant.

それは私たちが意図することではありません。

 

人から間接的に聞いたことを否定する場合は、

・I don’t think she said….

私は彼女がそう言っているとは思えない

 

これ以上、追加が不要な時は

・Just adding maybe is enough.

たぶん、追加分だけで十分です。

曖昧な予測する時

・I might use probably more.

私はおそらく、もっと使うとおもいます。

 

自分がYesかNoか断定しにくい場合は、曖昧な予測の返事もできます。

・I think there should be a maybe, too.

私も多分、そうであると思います。

外国人相手の商談では積極的に話す方がよい理由

以上、ビジネスの商談で使える英語表現を少し紹介しましたが、いかがでしたか?

中学校の文法を知っていれば、使える簡単な英語ばかりだ、と感じた人もいると思います。

 

「沈黙は金」は、外人相手の交渉には通じない事が多いです。

相手の会話に合わせて適切なリアクションをする方が、双方のコミュニケーションも進みます。

 

また、発音や文法の間違いを気にしすぎるよりも、

多少の間違いはあっても積極的に話す方が、相手にやる気が伝わります。

 

英語力を上げてキャリアップしたい宅建士は、他の記事も読んで見てください。

参考記事:「宅建士に英語力は必要か?英語の求人と年収、将来性を考察」より

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