2018年11月1日

海外で富裕層を相手にできる建築士は何が違うのか?その凄い努力と魅力とは?

私の知っている建築士の中には、日本や海外を問わず富裕層の顧客を抱える人がいます。

彼は事務所を経営しつつ、海外の現場へ出張する事も度々あります。

 

日本の有名な建築家やデザイナー達は、実は日本人よりも海外のクライアントから仕事の依頼が来ることが多いです。

その理由は、海外の方が潤沢な資産を持ち、有名な建築家に依頼できる力がある企業や個人の富裕層が多いからです。

 

建築士は、物件の建設費から設計費や現場監理料などのソフト料をもらいます。

当然、物件の予算が少ない場合は、ソフト料は安くなります。

また物件の予算が多ければ多いほど、自分のデザインを実現しやすく良い仕事ができます。

 

一度、富裕層の顧客を持ち実績ができると、建築士の仕事のレベルは一気に上がります。

よく「金脈を掘り当てる」という事も言われますが、その知人や友人から芋づる式に仕事がくるチャンスが増えます。

物作りの仕事をするならば、一度は富裕層の仕事をしてみたいと望む建築士は多いです。

今回は、そんな海外の富裕層に好かれる建築士のどこが他の建築士と違うのか?分析していきます。

有名になる前からの野心とこだわりが凄い

海外の富裕層から依頼を受ける建築士やデザイナーは特別な才能があり、最初から凄い人。

自分とは無縁の世界の人だと考えている人も多いのではないでしょうか?

ただ、どんなに今は有名で人気のある建築士やデザイナーでも無名の時期は必ずあります。

 

ただ、無名の時でも将来、頭角を表す人は違います。

一流になる人は、有名になる前から野心自分の作品へのこだわりが、人並み外れて強いです。

よくインタビューで「特に営業をしなくても周囲が自然に引き立ててくれて、いつの間にか仕事が来るようになりました。」

などと一般人が聞けば、怒りを覚えるぐらい嫉妬しそうな事を言う人もいます。

 

しかし、この表向きの言葉と本音は全く違います。

確かに周囲の引き立てが無いと仕事は来ません。

成功した多くの人は有力者のコネや引き立てをきっかけにチャンスを掴みます。

ただ、それ以上に自分に質の良い仕事が来る努力は、若い時から人並み以上に必ずしています。

 

これは、日本で最も有名な店舗デザイナーの若い頃を知る人からも聞いたことがありますが、彼は若い時期から誰よりも自分の売り込み方は工夫していたらしいです。

才能や発想力が優れているだけでなく、それ以上に凄いのは自己プロデュース力だったらしいです。

20代の無名の時期からギャラの交渉などもプロデューサーを雇って一緒にやっていたらしいです。

 

私の知っている富裕層を相手にする建築士の並外れた野心や現場へのこだわりも凄いです。

現場は予算や様々な制約があり、ついつい予算に合わせて妥協せざるおえなくなります。

 

しかし、建築士やデザイナーで一流になる人は、それでも自分のイメージに近づける努力を続けて、意見が通るように粘ります。

自分の理想のデザインを実現する事への執着が並外れて強いです。

通常の現場では、この様な人達はワガママで仕事がやりにくい人と言われがちです。

 

しかし、予算がある富裕層の顧客を相手にする場合は、逆に建築士やデザイナーは作品にワガママな人でないと良い仕事ができません

その建築家やデザイナーのオリジネリティや才能に依頼するので、並の作品を作ってもらっても価値が無いからです。

周囲の状況に合わせる無難さよりも、予算や工期にしわ寄せがいっても究極まで理想を実現できるこだわりが好まれます。

若い頃から海外に出て英語が使える

コンクリート建築で有名な建築家の安藤忠雄氏は、若い頃に海外へ建築物を見るために放浪の旅に出た。

今、最も活躍がめざましい坂茂氏や隈研吾氏などは、20代で海外の大学で建築を学んでいます。

上記で紹介した知り合いの建築士も20代で社内で志願して海外の建築プロジェクトに参加しました。

 

彼らは若い頃から日本だけでなく海外に出て仕事をする事を意識していました。

海外を志した理由は、日本だけでなく世界で様々な刺激を受けたい、好奇心もあったそうです。

そして何よりも世界で勝負できる人材になりたいという高い目標が共通しています。

 

私達の人生は目標を持ち、それに向かって意識して努力ことによって変わります。

10代の頃から海外を意識し、目標を高く持つことで、海外へ行くチャンスを掴み力を蓄えられました。

 

そして海外へ若い頃から周囲に揉まれて刺激を受けるうちに、英語力も自然に上がります

海外の富裕層は英語を当たり前に使う人も多いので、相手と対等に議論して渡り合えるためには、語学力も不可欠です。

翻訳ソフトや通訳を介してよりも、直ぐに自分で返答できる方が生身のコミュニケーションができます。

相手と生身の付き合いができる英語力を持つ人は、強固な人間関係が築けるし、人脈も広がります。

 

海外で活躍できる人は、イコール英語ができる人が殆どです。

建築家やデザイナーであっても海外で富裕層を相手に仕事をしていくならば、ある程度の英語が使えることが必須条件になります。

好奇心が旺盛で生き様に魅力がある

意見の相違はあっても、建築士やデザイナーと会って打ち合わせをする事自体が楽しい。

そういう存在にならないといけないという事を聞いたことがあります。

 

富裕層のクライアントは特に自分の意見ははっきり言う建築士やデザイナーを好みます。

立場が対等にならないと、お客様は途中からつまらなくなるそうです。

そして、全力で趣味や仕事に生きている人は、仕事以外の話題も豊富で一緒にいても飽きません。

 

激務の中で、どこにそんな時間があるのか?

そう思うぐらい、仕事をよくする人ほど付き合いが広く、色々な場所へ飲み行ったり、プライベートでは遊んでいます。

体力が無いとできない仕事ですが、仕事以外のことにもエネルギーを費やせる人の方が大成する事が多いようです。

 

人間的に魅力がある事も富裕層に好かれる大事な条件の一つです。

彼らも財力があるので趣味が多彩です。

また人一倍、苦労して今の財産を築いた人も多いので、自分の才能と努力だけで名声と地位を築いた人は好まれます。

 

また、現場を進めることは、打ち合わせを含めて長期間になります。

お互いの相性や人間的に共感しあえる同じ価値感も持っている事も大切です。

富裕層に限らず、魅力がある人の周囲には、魅力的な人が集まります。

磁力がある人間であるという事も、成功する建築士には必要な資質だと思います。