子供向けの英語教室ビースタジオ(BEstudio)は、小中高校生の通信教育「進研ゼミ」で有名なベネッセが運営します。
目に見える成果が出る英語教育と楽しく力をつける教材の質の高さが評判です。
ここでは英語教室ビースタジオ(BEstudio)の説明会にマンツーマンで参加した私の体験談とフランチャイズの仕組みをまとめました。
児童英語教師をめざす人、自宅で英語教室を開講したい人は読んでみてください。
★ 児童英語教師になりたい人はこちら>>アルクを体験【小学校英語指導者資格認定 +児童英語教師養成】評判と口コミを検証
よって撮影許可を受けていない会場内の写真や企業秘密に関わる詳しい契約内容は掲載しておりません。
教材や詳しい情報を知りたい方は、直接説明会に参加して確認されることをお勧めします。問い合わせ先: BEstudio(ベネッセ)公式サイト
Contents
ベネッセの英語教室は子供教育で実績があり知名度が高い
私も中学校と高校生の頃にお世話になった「進研ゼミ」のベネッセが経営するので、親世代の知名度は抜群です。
ビースタジオ(BEstudio)を知らなくても「しまじろう」などのキャラクターは馴染みがあるので親しみやすさと安心感があります。
開業した「先生の声」からも家庭生活と両立しやすいことがわかります。
教室数は、正式には公表されていません。
公式サイトの教室検索を見ると、全国に教室は展開されて増え続けています。

ベネッセ公式サイトの教室検索より
英語教室ビースタジオ(BEstudio)の開業内容とは
教材が充実しており年代別に子供が学習に親しめます。
就学前のKidsコースでは、ベネッセのキャラクター(しまじろうやMimi)が登場して英語を楽しく学べます。
小学校からは身近な題材から英語の「聞く」「話す」力を養います。
カラフルでイラスト一杯の教材を手に取ると大人でも楽しく勉強できそうです。

ベネッセの英語子供教室:公式サイトより
ビースタジオ(BEstudio)の開講コースと時間
英語の4技能(書く、聞く、話す、読む)を確実に身につけられるように学びます。
開講コース | 講座時間 |
9ヶ月〜3歳コース(ベビー) Kids |
週1回、50分 |
3〜6歳コース(年少・年中・年長) Kids |
週1回、50分 |
小学生コース(低学年) Elementary |
週1回、60分 |
小学生コース(中学年) Intermediate |
週1回、60分 |
小学生コース(高学年) Advanced |
週1回、70分 |
中学生コース(1、2年〜) Teens |
週1回、70分 |
ベネッセの場合は、家の人と一緒に9ヶ月から英語を学べます
年代別にきめ細やかに英語教育を行います。

公式サイト:ベネッセの英語子供教室のカリキュラム
楽しく遊びながら学べる学習要領に対応する優れた教育内容と教材
低学年までの頃は、楽しく英語を遊びながら学ぶ工夫がされた教材を使います。
年齢が上がれば、単に英語を学ぶだけでなく、勉強になる内容を学びます。
クリル(CLIL)社会、理科などの教科、時事問題や異文化理解などをトピックに選んでいます。
学校の学習要領に対応する教育内容です。
英語の4技能(書く、聞く、話す、読む)を確実に身につけられるように学べます。
私も実際に手にとって見てみましたが、カラフルで勉強するのが楽しくなりそうです。
例えば家族でカレーを作る物語を英語で学びます。
教材が開き絵になっていて冷蔵庫の扉をめくれば、中に野菜があるなど子供を飽きさせない工夫がされています。

公式サイト:ベネッセの英語子供教室の小学校生コースの教材の一例の画像
GTEC Junior「英語力テスト」が活用できる
ベネッセでは独自に開発した小学校向けの英語コニュニケーション力テストがあります。このテストでは、子供達の英語力をきめ細やかに測定できます。
定期的に成果を確認することができるので、達成感を感じられます。
この成果の見える化は、保護者にも好評のテストです。
モチベーションアップにも繋がります。
初期費用、研修費用も先生用の教材も全て無料
ベネッセ子供英語教室の初期費用は全て無料です。
開業前の初期研修や開講後のスキルアップ研修も無料で受けることができます。
宣伝用のチラシやポスターの料金も全て本部の負担です。
開業後も申請すれば、全て無料で配布されます。
自宅以外に教室を借りて開業する場合も一部費用負担があります。
ベネッセとの業務委託契約になる
ベネッセとは、契約金が無料の業務委託契約になります。
「ベネッセの英語教室 BE studio」◯◯教室の教室運営全般をベネッセが、先生に「委託」します。
それを先生が「請け負う」のが委託契約です。
レッスン費などの徴収は、ベネッセ本部が直接行い、徴収したレッスン費からロイヤルフィーを除いた額が先生の収入になります。
レッスンの料金体系とロイヤリティー
開業時は無料でノーリスクで開業できますが、ロイヤリティーは結構取られます。
また、別に人を雇って教えさせる事は禁止されています。
レッスン費は全て本部が決められた料金なので、自分で決めることはできません。
ロイヤリティー金額等の詳しい契約内容は、直接ベネッセに問い合わせください。
教室の開講時期と対象人数
1回クラスのあたりの人数と開講できる時期
対象の人数 | 1クラス6人〜8人まで |
開講の時期 | 4月か10月 |
対象人数が6人以上居なくても開講は可能です。
8人まで定員が許可されていても就学前の小さい子供達の場合は現実的には6人までが限界の様です。
ベネッセでは開業時には15人の生徒確保を目標に集客活動をする様に指導されます。
確保できなくてもペナルティはありません。
ただ、順調な教室経営の目安は、スタート時に15名以上なので集客目標が設定されています。

ベネッセの英語子供教室:公式サイトより
英語教室BEstudio(ベネッセ)を開業できる人の条件
基本的にベネッセの子供英語教室では、開業認定された先生しか教えることができません。
特に英語の資格は必要とされませんが、英語の筆記試験と口述試験があります。
これに合格しないと先生にはなれません。
また自宅で開業する場合も部屋の広さなど教室に適切な環境であるかどうかもチェックされます。
自宅で開業できない場合は、貸し教室を確保する必要があります。
私の場合は、エントリーシートで書いた自宅の住所1km以内にベネッセの英語教室があるので、自宅開業は不可でした。

(引用:公式サイトベネッセ英語教室ビースタジオ)
英語教室BEstudio(ベネッセ)説明会の様子
当初は私以外にもう一人の女性が参加予定ですが、キャンセルになり私だけの個別面談になりました。
開業予定のエリア担当の女性が、熱心に丁寧に説明してくれました。
ベネッセの英語教室では、教室ごとに担当者がつきます。
担当が集客から教室運営まで相談に乗ってくれます。
説明会当日のスケジュール
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1時間 |
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1時間 |
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30分以上 |
教材や販促物は会場で全て手に取って確認できました。
1人だけで特にスケジュールが過密でなかった事もあり、ゆっくりと教材は確認できました。
下記の資料がもらえますが、ホームページから資料請求することもできます。

ベネッセの英語子供教室開業説明会でもらった資料一式の写真
口述と筆記試験の英語力のテスト
事前に説明会にテストがあるとは聞いていましたが、やや緊張しました。
口述は、英文を読まさせて担当の女性が英語で質問して私が答える形式でした。
質問は3問程でしたが、基礎の英会話力があれば答えられます。
筆記は穴埋めと英文作成でした。
これは時間制限が特に無かったです。
途中から担当者は退席して終われば机の上にテストの解答用紙を置いて帰って下さいと言われました。
テストの難易度は、基本的な英語力を確認するレベルですが、全く英語を勉強していないと解けません。
ベネッセの英語教室の先生を希望する場合は、事前に英検の勉強をする方が良いです。
(英語力がある人は何もしなくても大丈夫です。)
翌日、担当の女性からベネッセの英語教師に合格したと連絡がありました。
開業を希望する場合は、連絡下さいと言われました。
BEstudio(ベネッセ)英語教室開業のメリットとデメリット
ベネッセ英語教室フランチャイズの開業メリットとデメリットについてまとめました。
BEstudio(ベネッセ)のメリット
- 開業費用が全て無料
- ベネッセに集客力で生徒集めがしやすい
- 通信講座のノウハウが生かされた質の高い教材
- 開講前と後の研修制度が充実
- スタッフによる募集ノウハウの提供は無料教室開業のサポートがある。
開業費用が全て無料
ベネッセの英語教室開業の場合は、看板・ポスター・チラシなどの募集資材を開校時〜開校後も無料で提供されます。
約10日間の研修費も全て無料で、先生用教材やタブレットPCも無料で貸与されます。
これは資金が無い人、リスクを取りたく無い人などはベネッセであれば費用の持ち出しなしで開業できます。
ただ開業後でのロイヤリティーが取られます。
先に開業費が必要だけれど、開業後のロイヤリティーが全て無料のところもあります。
どちらが得か?は考え方次第です。
ベネッセに集客力で生徒集めがしやすい
「進研ゼミ」の知名度とがベネッセの一番の強みです。
既に登録されている顧客にもDMを送ることもあるそうです。
通信講座のノウハウが生かされた質の高い教材
英語学習には「持ち方、筆圧、姿勢」など、「文字を知っている」以外の力も必要です。
レッスンではベネッセの通信講座のノウハウが生かされたきめ細やかな指導ができます。
教材の質の高さも魅力です。
BEstudio(ベネッセ)のデメリット
- ロイヤリティーが高いので収益を大きく上げにくい
- レッスン費など自由に決められない
ロイヤリティーが高いので収益を大きく上げにくい
無料の開業費用の負担やサポート体制を考えれば妥当な金額かもしれませんが、生徒が増えても大きな収入増にはならないです。
また、認定された先生以外に人を雇って教えさせることは禁止されています。
人を雇えないので、教室を拡大するのは難しいです。
レッスン費など自由に決められない
ベネッセの教室ではレッスン費も一律同額に決められています。
ベネッセで指定されている講座以外の授業をすることも禁止されています。
自由度が高く無いので、色々とやりたい人には向いていないかもしれません。
BEstudio(ベネッセ)英語教室の開業に向いている人
ベネッセの教室開業は、家庭と両立させたい人などが向いています。
また教材がしっかりしているので、子供に質の高い英語教育を受けさせたい場合はベネッセが最適です。
運営や集金などが面倒な人は、本部のサポートが手厚いので開業に向いています。

ベネッセ公式サイト